Saturday, May 31, 2008
今日の一言@香港: “One World One Dream”
今日の一言は北京オリンピックのスローガンの英語です。九龍サイドのプロムナードに、オリンピックのマスコット人形と大きなバナーが掲げられています。中国語だと「同一个世界同一个夢想」となっていました。等身大のマスコット人形と一緒に写真を撮る家族連れがひっきりなしにシャッターを押していました。(写真左)
マスコットの名前と意味については次に公式サイト英文あります。ベイベイ、とかジン・ジンとか、パンダの名前みたい。:
http://en.beijing2008.cn/spirit/beijing2008/graphic/n214068254.shtml
香港はオリンピック馬術競技の会場を提供します。馬術競技の選手は、北京でなく香港で試合することになります。英国領だったので、競馬場が2つ、競馬協会にあり伝統と施設があるからでしょう。
オリンピック開会日までのカウントダウン表示も見かけました。写真右は地下鉄をつなぐ地下道にあったものです。(金曜日5月30日の撮影なので、あと69日)
そういえば、北京のスモッグと煙っぽい空気はもうなくなってマラソンが出来る状態になったのでしょうか。2年前に一度行った北京では私は息ができないくらい煙ったい日もありました。
Wednesday, May 28, 2008
今日の一言@香港: Who cares about metabolic syndrome?
香港は広東料理が中心ですが、中国各地の料理も楽しめます。四川、上海、北京、それに潮州。潮州は広東省の東部に位置する県で、香港には潮州出身の人も多くてレストランも数多くあります。今日は潮州レストランに行ってきました。
潮州も海鮮料理がありますが、料理法に独自のものがあります。たとえば、潮州凍花蟹ですが、蟹をさっと煮てすぐに冷やしてだす、というものです。黒酢をつけていただきます。
独特のたれ(鹵水:八角などスパイスを入れた醤油ベース)で漬け込んだ鹵水鵞片(ガチョウのソース漬け)もこの地域独特のもの。 お肉の下には、やはりこの地域のお料理でよく使う揚げ豆腐も入っていました。
野菜系としては、西菜(レタス)と干しホタテ貝、キノコの清炒。たっぶりの干しホタテ貝が美味。
さらに、巨大なハマグリの黒豆・チリソース味。 貝殻は幅10センチ。貝柱も1センチくらい。本当に巨大! こりこり、しこしこっとして美味しい!
デザートはさっぱりとココナッツミルクのタピオカ。
最後はウーロン系の強いお茶が小さなカップでサービスされました。 プアールの味ではなかったですが、これって消化促進の役目があるのかしら。
この潮州レストランは、ワンチャイ(湾仔)にあります。
香港ではついつい、食べ過ぎ傾向。メタボ対策はこの際忘れましょ。ということで、今日も飽食となりました。
Monday, May 26, 2008
今日の一言@香港: Everyone has a maid??!
日曜日にセントラル(中環)地下鉄を出てスカイウエーを歩くと、ござ、ボール箱をひいて楽しいランチパーティーが繰り広げられています。全員がフィリピン人女性。香港家庭のメイドさんで、日曜日が唯一の休日。故郷の人たちと町中に繰り出し、ござを敷いておしゃべりに興じるという姿がこの街の風景のひとつとなっています。
香港の人口は690万人くらいですが、そのうちメイドさんの数は25万人にのぼると言われています。重な出身地はフィリピン。近年はインドネシアからのメイドさんも急増しているようです。インドネシア出身者は宗教上、お休みが土曜日のようです。こちらも土曜日に公園などでランチパーティーを開いている姿を見ることがあります。
知り合い、友人の香港人のお宅にはメイドさんいます。中流階級でそんなに広くないアパートに住む家族でも、必ずメイドさんがいるのにはびっくり。30歳代で子供がいない共働き夫婦の小さなアパートにもフィリピン人のメイドさんがいたのには、本当に驚きました。お掃除、食事用意・かたずけと犬の世話が主な仕事なんだそうです。
海外からのメイドさんの紹介業は政府による規制がきちんと整備され、香港人は安心してメイドさんを雇うことができるのだそうです。日本では最近フィリピン人の看護師が200人受け入れをするとかニュースを見ましたが、桁が違いますね~。
Friday, May 23, 2008
今日の一言@香港: Is Hong Kong becoming China?
香港の友人と一緒に深センに日帰りで行ってきました。深センは香港九龍側から電車で約40分。中国の税関を通って深センに入ると、そこは広東語ではなく普通語(共通語)が話される世界になります。ここは中国の経済開放政特別区として発展し、世界中のグローバル企業や金融機関が進出。近く正式に香港・深センの経済融合化が始まるのだそうです。
しかし、英語がかなり通じる香港とは違って、深センにくると全く英語が使えません。豊かになって仕事のある大都市・深センは、中国各地からの出稼ぎの人の町でもあります。
それでも物価は香港に比べれば半分か、半分以下。香港人には、週末にスパでリラックス、ゴルフをしたり、ショッピングをしたり、お気に入りのレストランで食事をして香港に帰る、という人が多いようです。本土の人が香港に来るにはビザが必要ですが、香港人は深セン(中国)にフリーパス。最近は安い深センに住んで、香港の職場に通う、という人までいるそうです。
友人の香港人家族は深センに開発中の高級マンションを最近購入したので、私たちに見せたいと自慢げで、一緒に見に行きました。香港のマンション価格に比べると3分の一、4分の一の値段で買えるのだそうです。こちらの不動産は70年間リース権。香港は99年だとか。
中国の新開発マンションの販売は一切の内装なし。コンクリートのどんガラの空間を買い、内装工事は購入者が自分で設計事務所と工務店を雇って仕上げるのだということ。彼らの購入したマンションは、155平方メートル、4LDKでバスルーム2つ。窓とドアはついてますが、部屋(写真左、中央)とはいっても壁も床もコンクリート。パスルーム(右)も水道管と配水管が通っているだけです。友人の内装デザイン・工事は1年計画です。
中国への返還当時はかなり不安を抱えていた香港人も多かったようですが、今では積極的に普通語を習い、香港の公立学校も普通語授業に切り替わりました。香港の中国化は着実に進んでいます。
Wednesday, May 21, 2008
今日の一言@香港: Can goldfish help you reduce stress?
香港の不動産は東京やニューヨークより高値です。したがって庶民はかなり小さいアパートに住むことになります。高層ビルが多いし、ペットを飼うのは場所をとらない、手間がかからない金魚とか小さな亀、または鳥が人気のようです。国や文化によって、ペットの好みも違ってくるからなんともいえないですが、住宅事情にも関連があるような気がします。
ペットとして金魚や熱帯魚を飼うと、他のペットに比べ、落ち着いた精神状態とゆったりとした気分を促す効果がある、といった研究の結果がしばらく前にニューヨークで報道されていました。ストレスの高い大都市で金魚は意外なところで人間のために活躍してくれるんですね。
露天商が立ち並ぶ路地には、金魚屋さんもいます。熱帯魚まで扱っている! 平均気温が年中高めだから、ヒーターなしでも熱帯魚も扱うことができるのでしょうか。びっくり。
一方、九龍の旺角(モン・コック)という地下鉄駅近くの一帯に、「金魚街」といわれる地区があります。ここは1キロ近くに渡って全部が金魚屋さんで、圧巻でした。今回は行ってないですが2年前に行って感動しました。金魚好きな方はぜひ!
Tuesday, May 20, 2008
今日の一言@香港: How did the excavators get up there??
週末からお天気が崩れ、今日はどしゃぶり。数日このお天気が続く模様。屋内活動に予定を集中しなくては、という感じです。
雨がひどくなる前に、ふっと窓の外をみるとすぐ下のビルが取り壊しになるようで、作業をしていました。中国・香港でみたビルは建築するにも、取り壊しにも竹を使った足場を組み、緑の蚊帳のようなものを使うようです。街のあちこちにこうしたビルが目立ちます。地上50階と高いビルでも竹で出来た足場が延々と伸びているのは、みものです。中国の竹の産地からくるのでしょう。
しかし、屋上で作業中のショベル3機。どうやって屋上まで運んだのか、不思議です。ショベルのそのままの形で屋上まで持っていくのはむずかしそう。部分に分けて運んで組み立て可能なのか。
下からしか解体中のビルを見たことないので、ショベルが屋上で活躍するのを見たのは初めてです。ショベルがどうやって屋上に行ったか、なんだかとても知りたくなって書き込んでしまいました。
Monday, May 19, 2008
今日の一言@香港: A nice romantic dinner costs a fortune.
昨日の夜は、前から行ってみたかった九龍サイドにあるペニンシュラホテルのフェリックスで食事をしました。バーだけでもよかったのですが、久しぶりにダーリンとちょっとロマンチックにおしゃれにディナーを楽しみました。
レストラン・フェリックスはペニンシュラホテルの28階。専用エレベーターでへ上がると、窓からは香港島が目の前に広がり、色彩豊かな美しい夜景。レストランのデザインは、フランス人のフィリップ・スタルク。白基調、モノトーンでクリーン。街の喧騒からは別世界の大人の世界。ちなみに、ここのトイレの内装も一見の価値ありです。
予約しておいた席は窓際で、夜景が楽しみながらの食事となりました。メニュー内容はフレンチ・フュージョンと申しましょうか、量は少なめでソースをうまく使ったフレンチ的な盛り付け。味はエスニック要素も取り入れています。私は前菜にカニ肉のコロッケ風(クラブケーキ)、メインはマグロとオックステールの組み合わせ。ダーリンは、熊本牡蠣の3種(生、フライ、ソテー)、そして子羊のグリルにワインソース添え。白ワインはグラスでそれぞれの前菜に合わせて頼み、赤ワインはボトルにしました。私はカリフォルニア産ソービニオンブランでさっばり系。赤はフランスのボルドー・メドック地区 サン・ジュリアンを奮発しただけあって美味。
室内が暗くて食事もワインも写真がうまく撮れなかったですが、お味も盛り付けも中の上、といったところでしょうか。お値段的には超高い。前菜の平均は200元(2,650円)、主菜450元(5,970円)。ワインもグラス一杯2,000円。グラスですぞ、グラス。
ロマンチックなディナーと夜景にはプレミアムがつきもの。大出費の巻。
PS. 客層は半分が香港人、半分が西洋人、という感じでした。日本人らしき人はいませんでした。
今日の一言@香港: Bargaining with merchants
香港のセントラル(中環)駅周辺は、ブランド品などのブティックや高級品のお店が入る大型ショッピングセンターIFCモールやオフィスビルなどでNYと変わらない都会。ところが一歩その区域からでると、昔のままの庶民の街が広がります。庶民と胃袋と申しましょうか、野菜、果物、肉、魚、雑貨、花などの露天商と店舗がところ狭しと並ぶ通りと路地が、たくさんあります。
よく見ると値段は微妙に違います。鮮度と値段を見ながら品定めと値段交渉をするのが香港人はお得意のようです。2年前にきた時には5ヶ月ほど住んだので、今回も馴染みになった露天商とお店にまた行ってみました。私も負けずに値段交渉。「安くしてよ」という広東語だけはしっかり憶えました。Pang Di La パン・ディー・ラ~と鼻にかけて発音します。Pangは漢字だと「平」なんだそうです。
安くしてよ、というのを怖じけず、恥じずに言うのは東京育ちの私にはなかなか馴染めない習慣。値段交渉をしない民族にしては、私はねばり強い、とダーリンによく言われます。でも、こうした露天商で値切ってもたかが20円とか30円だったりして。よく考えるとあんまり意味ない交渉。値段交渉はもっと大きなものを買うときのため、エネルギーを使わなくては、と妙に納得してしまいました。
写真: NYのチャイナタウンとあまり変わりありませんが、お魚屋さんでは生きた蝦や魚もそのまま売ってます。
お肉屋さんは豚と牛が中心。鶏肉は、生きた鶏と卵を売る別のお店があります。
露天商が並ぶ路地
Saturday, May 17, 2008
今日の一言@香港: Jet lag makes me so sleepy.
いってきま~す、と家をでて飛行時間16時間。やってきました、半年振りの香港です。直行便はやはり長時間できつい。昨日も今朝も疲れと時差ぼけで睡魔に襲われ、行動が鈍くなっております。
ダーリンの仕事でこの数年はちょくちょく香港へきてますが、今回は約1ヶ月ほど滞在予定。日本との時差が1時間で、皆さんの日記にコメントが通常の時間帯で入れられそう。
滞在はセントラル(中環)のサービスアパート。お掃除に毎日来てくれるし、シーツも2日ごとに変えてくれるし、食事は作らなくても近くのテイクアウトが安くて美味しいし、もう天国。2005年に初めて来てから、老後はこうゆうところに住みたいな、と真剣に思ったくらい。
昨日はお気に入りの麺とお粥が美味しい黄枝記(Wong Chi Kei)でランチ。蝦水餃子麺を食べました。なかの蝦がプリプリっとしています。もともとマカオの一家が始めたそば屋さんで、麺がしこっとして美味。スープがちょっとカツオだしぽっく、魚くさいので、自家製赤唐辛子薬味がよく合います。あちこちで麺は試しましたが、ここの麺、粥類は非常においしいと思います。小さめな丼で、27元(362円)。大盛りも頼めば作ってくれます。
「記」というは広東語で「~屋」というニュアンスらしく、庶民的な大衆食堂のようなところの名前についています。レストランは「~酒家」とかでしょうか。
昨年から少し中国語をやろうかと思って、ニューヨークのChina Instituteという学校に6ヶ月ほど通ってマンダリン(標準語)のほうの基礎を学びました。が、香港ではやはり広東語。ほとんど役に立ちません。せっかく練習しようと思ったけど、 英語がお店の人に英語で話したほうがずっと早い…
Friday, May 16, 2008
今日の一言@ニューヨーク: The U.S. economy is seriously in recession.
昨日ヘアカットに行ってスタイリストと話しをしていたら、今年になってお客さんの訪問頻度が減っているということです。男性だとショートだから、1ヶ月に一度という人が主流だったのに、今年になって1ヶ月半~2ヶ月に一度になっている、と言ってました。女性は人によるけど、カットやカラーリングの間隔が長くなっているそうです。食品・日常品、ガソリン代が高騰してもお給料は変わらず売上げも伸びず、失業も増えてきているから、節約する部分は美容、ファッション系経費。整形美容手術も減っているとか。こんなところにも米国の経済不況は深刻化の兆候が見られます。
ノーベル経済学賞受賞のスティグリッツ教授(コロンビア大学)は、米国経済はすでに不況で、大恐慌以来の最悪の不況のひとつになろう、とメディア取材で答えているのが心配。真剣にこの1週間くらい心配していると、今日のWSJ(ウオールストリートジャーナル紙)だとエコノミストの多くが4月の推測より「思ったより不況は進行しておらず、悪くなってない」とコメントを出しているそうで、これまた困惑。でもエコノミストの分析は専門的で、数字をみてもどこがよくなっていると判断する材料なのかは判断しにくい…
庶民はやはり肌感覚、日常的に周りで起こっていることで判断するしかないですね。ガソリンもさることながら、去年からガス代・電気代も10%アップ、パンの値段は15%アップ、パスタも10%アップ、そして一方では私の年金積立運用レポートが下降中。
ヘヤスタイリストのYさん、ごめんなさい。私も次のカットまで、通常の3ヶ月から4ヶ月に伸ばすかもしれません。
ノーベル経済学賞受賞のスティグリッツ教授(コロンビア大学)は、米国経済はすでに不況で、大恐慌以来の最悪の不況のひとつになろう、とメディア取材で答えているのが心配。真剣にこの1週間くらい心配していると、今日のWSJ(ウオールストリートジャーナル紙)だとエコノミストの多くが4月の推測より「思ったより不況は進行しておらず、悪くなってない」とコメントを出しているそうで、これまた困惑。でもエコノミストの分析は専門的で、数字をみてもどこがよくなっていると判断する材料なのかは判断しにくい…
庶民はやはり肌感覚、日常的に周りで起こっていることで判断するしかないですね。ガソリンもさることながら、去年からガス代・電気代も10%アップ、パンの値段は15%アップ、パスタも10%アップ、そして一方では私の年金積立運用レポートが下降中。
ヘヤスタイリストのYさん、ごめんなさい。私も次のカットまで、通常の3ヶ月から4ヶ月に伸ばすかもしれません。
Thursday, May 15, 2008
今日の一言@ニューヨーク: My hair style is so trendy
ヘアカットに行ってきました。10年近くほぼ同じヘアスタイルを維持しております。が、美容師(ちょっと古い表現かな)は3回ほど変えました。2年前から日本人のヘアスタイリストにお願いしています。彼女が言うには、私のこのスタイルは最近流行し始めている、ということで、「Juneさん、流行の先端いってますよ、ケイティー・ホームズみたいだもの」というコメント。
え~、私がですか?? 2年前に彼女のところに初めて行った際の会話とは大違い。そのときは:
彼女「いかがしますか」
私「このままの形で2センチくらい短くしてください。ほら、マルサの女っていう映画のリョウコさんみたいにしてくださいね。あ、ちょっと昔過ぎる?」
彼女 「いえいえ、知ってますとも。あれ、ショートボブみたいでしたよね。」
ということで、そうです。ショートボブにしてもらったのでした。
それから少しづつ長めになっても、ショートボブ変形をキープ。
そして今年になって、あれよあれという間にハリウッドでも私の髪型が真似されているではありませんか。トム・クルーズの奥さんのケイティー・ホームズを知らない方、私の髪型をごらんになりたい方はこちらへ。
http://stylefrizz.com/200805/katie-holmes-in-armani-at-the-met-costume-institute-gala/
え~、私がですか?? 2年前に彼女のところに初めて行った際の会話とは大違い。そのときは:
彼女「いかがしますか」
私「このままの形で2センチくらい短くしてください。ほら、マルサの女っていう映画のリョウコさんみたいにしてくださいね。あ、ちょっと昔過ぎる?」
彼女 「いえいえ、知ってますとも。あれ、ショートボブみたいでしたよね。」
ということで、そうです。ショートボブにしてもらったのでした。
それから少しづつ長めになっても、ショートボブ変形をキープ。
そして今年になって、あれよあれという間にハリウッドでも私の髪型が真似されているではありませんか。トム・クルーズの奥さんのケイティー・ホームズを知らない方、私の髪型をごらんになりたい方はこちらへ。
http://stylefrizz.com/200805/katie-holmes-in-armani-at-the-met-costume-institute-gala/
Monday, May 12, 2008
今日の一言@ニューヨーク: "Who you gonna call? Ghostbusters!"
憶えていますか? ゴーストバスターズという映画。1984年に封切り(日本では85年かも)、ということは、もう24年も昔の話になります。今日の一言は、レイ・パーカーJr.によるこの英語のテーマソングで、当時キャッチフレーズというか、流行語になったものです。私はまだその頃は若き乙女(!)。東京でこの映画を見にいった記憶があります。いやいや、デートではありません。あ~、遠い昔だな~。
なんでこの映画を思い出したか、というと、うちから目と鼻の先の消防署(FDNY: Fire Department Of New York)は、ゴーストバスターズが出動するあの古いFire Stationだったのです。ご近所のFDNY第8消防署(Hook & Ladder 8)の外観が、ロケ地となっていたのでした。(写真左) 今でも建物の前には、ゴーストバスターのシンボルがペンキで書かれていました。(写真右) このHook & Ladderという表現は、梯子消防車のタイプのようで、市内の消防署の名前はHook & Ladder Company 1とか2と番号がついています。
この第8消防署でも、9.11の犠牲になった消防士が2名いました。現場から1キロと離れていないこの消防署は先に攻撃されたビルに即座に直行。ビル崩壊はこちらのほうが後だったので、現場からの避難命令で犠牲者が少なかったようです。一方、あとから駆けつけた遠方の消防署では署の3分2が犠牲者、というところもあります。
消防署の前でゴーストバスターズを思い出しながら、あの快晴だった秋の日の悲劇も思い出してしまったお散歩でした。
Thursday, May 8, 2008
今日の一言@ニューヨーク: Curb your dog, and save trees
愛犬をお散歩に連れていく人たちの間で最近話題になっていることがあります。うちの近所で犬の排尿の場所に関して新たな警告ラベルが張り出されたからです。歩道に植樹された木や並木には排尿させないように、というお願いです。(写真左) 住民の有志が街の木を守ろうと活動をしているのだそうです。
注)私は犬を飼ってないのですが。。。(ペットは金魚のみ)
Be kind to city trees- Dog urine kills trees
街の木に優しくしましょう、犬の尿で木は傷んで枯れるから。公園管理するグループの人らの話だと、植樹アンモニアと尿素によって木の外皮がはがれ、その傷みで木が病気になりやすいく、枯れてしまう原因となるそうです。犬はマーキングの習性があるので、同じ木に集中していろんな犬が常に排尿をするのことは、木には大変な負担となる、ということです。
お散歩の様子を見ていると、やはりワンちゃんは路上コンクリートでちょっと失礼、というより木のほうに寄っておトイレするのをよくみかけます。
お散歩には必ず首輪をつけて、排出物は必ず拾ってゴミ箱へ、という法規があります。(写真) 法規なので罰金もあります。一方、この警告ラベルは有志による活動なので、拘束力はありません。
さて、ニューヨークのワンちゃん、お散歩ルートのトイレ探しの戦いが始まりそうです。
Monday, May 5, 2008
今日の一言@ニューヨーク: “If you can read it, chances are you already drink it”
地下鉄に日本語の広告が登場!「お~いお茶」の広告ですが、英語コピーがユーモアたっぷり。(今日の一言にそのまま英語コピーを拝借) 「これが読めたら、たぶん既にこれ飲んでますね」といった意味ですが、ニューヨーカー好みの皮肉っぽいユーモアが生きています。
小さく右下の赤ボックスにJapan’s #1 Green Teaと入っているだけなのですが、すぐに緑茶とアメリカ人でもわかるようです。私が写真を撮っているわきで、ビジネスマン風のおにいさんがすかさず、This must be real good teaとコメントしてきました。写真を撮るくらい美味しいお茶なんでしょうね、といった感じですか。(余談ですが、地下鉄では知らない人同士で会話が始まって弾んでしまうことがよくあり、これは特別なことではありません)
緑茶の認知度と消費が高まっている中、ニューヨーカーの注意を引くというティーザー広告のようです。
こちらの地下鉄車両内広告は注意を引くような洒落たコピーや刺激的なコピーがよくあります。日本の電車の吊り広告のような形態はなく、広告スペースは車両の額面と窓上のパネルだけになります。お~いお茶の広告は額面でした。
広告を見たので街のスーパーで売り始めているのかと思ったのですが、まだ日本食品店だけのようです。それにしてもマジソン街にフラッグシップ店、お茶製品のみならず日本食レストラン2軒の展開と、伊藤園さん、がんばっています。
注) 私は同社の回し者ではまったくありません!
Sunday, May 4, 2008
今日の一言@ニューヨーク: What do Tibetan people eat? Momo is Gyoza?!?
日本の雑誌向けにレストラン紹介やビジネス情報などを書いているフリーライターの友人に誘われてチベット料理レストランにランチに行ってきました。独立運動が高まる国の食について友人は書くというアングルだそうです。私は単にお付き合い+タダメシ。Tibetan Kitchenというレストランで、内装はネパール・インド風。もちろん、ダライ・ラマの大型写真が額に収まって微笑んでいます。彼女いわく「ニューヨークには5,000人強のチベット出身者が住んでいるらしい。このレストランはチベット人協会に聞いたら一番チベットらしい料理がでてくる、と言ってたわ」
メニューの料理名はチベット語のアルファベット書きのようですが、説明を読むとなんとなく中華とインド料理の混在という印象。チベットは両大国から影響を受けているから、こうゆうものなのかもね、とふたりで妙に納得。
チベット人だというオーナーに典型的なチベット料理はどれか、と聞くと、「モモと麺をお勧めしますよ。モモはGyozaに似たものです」との説明。日本語で「ギョーザ」と言ったのでした。焼きモモ、蒸しモモと両方できるそうですが、ギョーザなら焼き餃子のほうが美味しいかな、ということで焼きモモを注文。詰め物は豚肉ではなく、牛肉と野菜。さっばりした味でした。スパイス(赤唐辛子ベース)とお醤油でいただきます。付け合せは何故かピンク色をした大根漬物千切り。(左) う~ん、日本の餃子のほうがぜったい美味しいよね、とか思わず愚痴が…
麺は隣の席の人が食べているのを見ると、あまりにも中華風スープ麺。美味しそうじゃないね、ということで、ヒマラヤスパイス豆腐サラダを注文。(中央)ごま油と唐辛子の風味がよいスパイス。見た目より辛くないのが救いでした。
ネパール・インド系の羊肉カレーはスパイスが辛くなく、さっぱりした味でした。(右)
バター茶もあったのですが、これはやめました。数年前にチベット人が多く住む中国雲南省北部の町に行った際、チベットレストランでバター茶を飲んで全く口に合わなかった経験があったからです。友人には勧めたのですが、「あなたが嫌いだという食べ物を私は好きだった、という経験ないから私もやめる」とあっさりギブアップ。
しかし、チベット料理は素朴と申しましょうか、質素と申しましょうか。このレストラン、もう20年以上続いているということですが、競争の激しいニューヨークでよく続いてきたものだわ、と関心。ダライ・ラマを慕うリチャード・ギアが時々来る、という噂もあり、そうゆうところが受けているのかもしれません。
Saturday, May 3, 2008
今日の一言@ニューヨーク: Jazz in the House of Swing
昨晩(金曜日夜)は、ウイントン・マルサリスが音楽監督をしているリンカーンセンターのジャズコンサート(Jazz At Lincoln Center)に行きました。場所は、コロンバス・サークルのタイムワーナービル内の5・6階のジャズコンサートのために建設されたホール。コンサートが始まる時、Welcome to the House of Swingとお決まりアナウンスがありますが、このビルにはジャズのために専用に造られたホールがいくつか入っています。
冬~春のシーズンチケット3枚組みを購入して、今回が3回目、私たちにとってシーズン最後のコンサートでした。昨晩はディアンゴ・ラインハートとチャーリー・クリスチャンのジャズナンバーで、ジャズ・ギターの独奏が素晴らしかった~ 今回はウイントン・マルサリスのバンドでなく、3人のギタリストにドラム、ピアノ、ベースを集めた特別チームでした。
ちなみに1回目はビックバンドのジャズナンバー、2回目はデューク・エリントンのナンバーで、両方ともウイントン・マルサリスが指揮をとりました。
せっかくニューヨークにいるのだから、ということでクラシックコンサート、ダンス、オペラ、バレーなどの一年~半年のテーマを決めて、一カ所のホールのシーズンチケットを買うことにしています。数ヶ月先の予定は立たないものの、このようにコミットしてしまうとなんとかなるものです。日付の変更も柔軟で出来るシステムなのも助かります。同じ分野の芸術を3回、4回と続けても、違ったものを鑑賞することでけっこうバラエティーが楽しめます。
秋はオペラのシーズンチケットに挑戦しようかな、とも考えているところです。
Thursday, May 1, 2008
今日の一言@ニューヨーク: It’s worth stopping to look at arts.
マンハッタンでの犯罪率も下がり、安全になってきたこともあって、私はもっぱら地下鉄を使っています。なにげなく通り過ぎる地下鉄の駅ですが、駅によってホームのタイル張りがそれぞれ違うのです。だいたいが白いタイルばりの基調ですが、タイルにいろんな図柄や絵のモザイクが埋め込んである駅があちこちにあるのです。実はいろんな駅で様々なアートを見ることができるのです。モザイクや埋め込みセラミック以外にも、彫刻もあります。みんな通勤で早足で駆け抜ける駅ですが、ここのアート、ちょっと足を止めてアート鑑賞の価値があり。
今日、タイムズスクエア42丁目駅の構内を歩いたら、数年前に大掛かりなリフォームをした構内には、さまざまな芸術的モザイクがありました。モザイク壁画やセラミックでした。(写真右) また、リンカーンセンター(メトロポリタン・オペラ)がある66丁目の駅にはオペラにちなんだモザイク壁画。(中央)23丁目はなぜか帽子。(右)
MTA(地下鉄公団)では、20年ほど前からArts For Transitというプログラムを設置して駅ホームのタイルや構内の壁にアートを導入。アーティストは公募で企画提出をした人の中から選ばれ、予算の規模によって委託料を提示してアーティストは工事に関わって完成させる、というものです。
NYにお越しの際には地下鉄の駅でもアート鑑賞を!
MTA駅のアート案内についてのHP
http://www.mta.info/mta/aft/permanentart/permart.html?agency=nyct
Tom Otternessの彫刻は14丁目・8AVのA/C/EラインとLラインで見られます(このアーティストの彫刻はNYの公園などにも設置されて人気あり)
http://www.mta.info/mta/aft/permanentart/permart.html?agency=nyct&line=C&station=7&xdev=645
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