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Saturday, August 9, 2014

今日の一言@ニューヨーク: A view of a Supermoon from the Brooklyn Bridge

この数日、ニューヨーク地元ニュースのお天気予報でスーパームーンのことを紹介していました。毎日快晴であるため、美しいスーパームーンが見られることは確実です。地球との距離が一番短くなる今日、月は通常よりも14%大きく、30%も輝いて見えるということでした。しかも、昇り始めの頃が、非常に大きく見えるということでした。確かに、それは数年前にビックリした経験がありました。

さて、ダウンタウンのうちの屋上からは月が昇ってくる位置は、他のビルに遮られて見られない、一番よく見える場所はどこだろう、と考えた結果、ほぼ180度の視界があるのはブルックリン橋の上だ!
ということで、日没でうっすらと暗くなり始めた8時すぎ、ブルックリン橋の上に走っていきました。

Tuesday, May 6, 2014

今日の一言@ニューヨーク: It must be in my genes…

桜を見たいという衝動にかられて、マンハッタンの桜の名所のひとつであるリバーサイド・パークに行ってみました。ハドソン川沿いのリバーサイド・パーク、72丁目から125丁目の間にはSakura Walkというプロムナードがあり、特に80〜100丁目あたりの桜の美しさは格別のものがあります。

既にソメイヨシノや山桜の季節は終わっており、ああ、残念。ピンクの八重桜が咲き誇っていました。
桜をみるとなにかこう、心の奥にこみ上げてくるものがあります。特にソメイヨシノ系の可憐な白い花をみると、懐かしくてたまりません。これって一体なんなのでしょう。やはり日本人の遺伝子に組み込まれているのでしょうか。東京の実家の庭にあったからかもしれません。

Sunday, January 19, 2014

今日の一言@香港: Wartime stoves, built by Britons, were never used.

香港島中央部にあるいくつかの山道のひとつ、香港林道(Hong Kong Forest Track)を登ってパーカー山(Mt. Parker)に至るコースを歩きました。この山、標高552メートル。山道の途中で、急に平らな部分があってそこにはレンガ作りの妙な物体が並んでいます。2列に並んでいる物体は、ブロックごとに6個づつの穴が空いてます。これ、一体何?



これは、野外キッチン用のかまど、です。
1938年に広東州に迫ってきた日本軍の香港への侵攻が危惧される中、英国軍が長期戦闘に備えて兵士のベースとなる場所を香港あちこちに確保しました。そこには、野外キッチンも備えられ、キッチン用かまども建設されたのでした。そのかまど跡でした。1941年12月8日、太平洋戦争勃発と同時に日本は英国領香港に侵攻し、同年12月25日には英国軍はあっけなく降伏して香港は日本領となりました。超短期戦であったため、せっかく作ったかまどは一度も使われることなく無用の長物となって今日に至ったという代物です。

日本の香港占領は終戦の1945年8月15日まで、3年8ヶ月にわたりました。

Saturday, August 3, 2013

今日の一言@ニューヨーク: One World Trade Center soars up in the sky.

新ワールドトレードセンタービルが、だんだんと空に向かって高くそびえてきました。104階まで工事が進み、尖塔が取付けられ、これで世界で4番目に高いビルとなったそうです。
高さは、1,776 feet (541 m) 。米国が独立した1776年を意図して設計された高さだとか。

Tuesday, January 1, 2013

Wednesday, November 7, 2012

今日の一言@香港: Traditional sweets are not easy to find.

「おしるこ」のルーツとでもいうか、伝統的なデザートがあります。小豆や緑豆を煮込んで、昔ながらの味の「おしるこ」、そして芝麻糊(ゴマ汁粉)や合桃糊(くるみ汁粉)といった香港ならではの味もあります。

カフェのようにおしゃれなお店が増える中、50年代から変わってないような雰囲気で清潔感はありませんが、美味しいデザートが食べられる茶屋のようなお店を数日前に九龍側のモンコックで偶然に見つけました。「石磨坊」という名前のお店で、九龍サイドに本店と分店で3軒しかないとのこと。

早速、芝麻糊に杏仁糊(杏仁汁粉)のミックス、合桃糊と豆腐花のコンビネーションを注文しました。豆腐花とは、お豆腐にほどよい甘みがついているというもの。絹ごしの食感が普通です。

初めて飛び込んだこのお店ですが、甘みが抑えられてしっかり昔ながらのデザートの味を楽しみました。こういった伝統的なデザートの専門店は、一昔前にはあちこちにあったことでしょう。今ではどんどん減っていて、スタバやカフェが増える一方。本当に美味しいデザート専門店を見つけるのはむづかしくなりました。


Saturday, November 3, 2012

今日の一言@香港: Have you been to the “Maldives of Hong Kong”?

「香港のモルジブ」とも言われる美しい海を眺めながらのハイキング、という触込みで、日本人グループと一緒に海沿いのハイキングコースを歩いてきました。西貢からミニバスで西湾亭まで行き、そこから海岸線に沿って歩きます。遥かかなたに海が見える〜というスタート付近は、濃い緑に囲まれて、これまた美しい。

そして、高度80m程の峠を越えてたどり着くのが「海風士多」という浜辺です。シャープピークという名前の尖った山を背景に、青い海が目にしみます。

海岸に沿って途中、海にはいくかの小島がぽっかり浮かんでいます。浜辺を歩いてここでみんなでレモンコーラとパイナップルソーダでのどを潤し、次の150mの峠を越えて赤徑へ。




ここからはフェリーで黄石、という計画だったのですが、フェリーの時間が変更していて、フェリーを待つとあと45分くらいかかる、とみんなで悩んで埠頭にうろうろしていたら、どこからともなく、ながしの「小舟タクシー」が近寄ってきたのです。埠頭にカモがいる!と思ったのでしょうか。望遠鏡で見張っていたのか、どうやってどこからともなく我々を見つけて突進してきたのか、全く不明ですが、みんなお腹はすいているし、結局この「白タク」で目的地に行く事になりました。こんなハプニングも面白い!





しかし、「香港のモルジブ」ハイキング、誰もモルジブに行った事がなく、比べることができないですね、と大笑い。

Thursday, November 1, 2012

今日の一言@香港: Orange peel is more important than juicy sacs inside?

香港の街中、うちの前でこんな風景に出会いました。


麻雀テーブルの上で、みかんの皮を乾かしているのです。乾燥したみかんの皮は、陳皮という名前で、漢方薬として煎じたり、お料理にも使われるようです。

この麻雀テーブル、いつもお店の前にあって、通常は日曜日に外でおじさんたちが集まって「賭け麻雀」をするのに使われています。けっこう本気で、100香港ドル札がテーブルに載っていたのを見た事もあります。

しかし、こんなに大量なみかんの皮をむいた後、みかんの中身のほうはどうするのでしょうか。

Sunday, October 21, 2012

今日の一言@香港: Climbing to the Top of the World! Well, almost…

香港の日本人ハイキング・クラブに参加して、ほぼ1年が経ちました。まだ数回しか参加してないですが、香港にこんな自然があったのか、といつも感嘆します。

今日は九龍側にあるライオン・ロック(獅子山)に登りました。整備された山道をある事、約1時間半。標高495メートルの頂上からは、360度の視界が開けて遠方の香港島、ラマ島までうっすらと見えて、圧巻です。 この頂上からは、そそり立つ岸壁がいくつもあるので、ロッククライミングの練習場でもあるそうです。いくつもボルトが岩肌に打ち込まれているのを頂上から眼下に見られたのですが、ほぼ90度の直下、これを登ってくることを想像するだけで、足がすくみます。

ここに登る途中には、アマ・ロック(望夫石)という巨大な岩も。遠くから見ると、岩の形が乳児を抱く女性の姿に見える、ということで、確かにそういわれてみれば、そう見える。。。 その云われは、ウィキに聞いてみよう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/望夫石
http://en.wikipedia.org/wiki/Amah_Rock



Sunday, July 22, 2012

今日の一言@香港: The best part is that nature is just around the corner.

7月上旬から香港に戻ってきました。今回は、ニューヨークから東京経由で飛んでみました。

香港の夏は5月末ごろから9月一杯続き、その暑さと湿気は東京の真夏の熱帯夜がずっと続いていると思ってもいいかと思われます。くる日もくる日も30度を超えて、夜も気温が28度以下に下がらず、湿気は常に70%以上、ほぼ90%という日も多い。お肌の保湿効果は抜群。でも、うちの中はすぐにカビの温床となります。 

そんな中、ハイキングに挑んでいます。昨年10月に香港に戻ってきてから、日本人のハイキンググループに参加しています。グループは毎週、土曜日と日曜日に必ず、香港と新界のどこかで午前中にハイキングルートを3時間程度歩き、お昼をみんなで終点近くのレストランで会食します。会員になる必要もなく、時間と体調がよければ予定の集合場所に行くだけ、と何も面倒なことがないので非常に参加しやすいものです。そして、驚くことに、高層ビルが林立した大都会の香港なのに、地下鉄駅からちょっとバスで山と海の方向に向かうと大自然があちこちにあって、ハイキングコースも整備されていることです。 

先週土曜日は夕方から蛍の光る山道を登る企画でした。しかも、住宅地からつながっている山道を1時間ほど歩くだけ。山水の音が聞こえ始め、ぽつぽつと蛍の光が見られるようになり、谷になった数カ所では何十もの蛍が天の川のように光っているではありませんか!こちらの蛍、かなり大きめで、チカチカ点滅をあまりしないで、ずっと光っているのでした。暗闇で上を見上げると、夜空にはキラキラと星も見えて、自然の中で思わず、一句。

天の川
天地に光る
蛍かな 

そして、今日は緑深い山並みを歩き、ピークは435メートルのバトラー山の尾根から貯水池に下るルートを3時間ほど。台風の影響があって、風が強くて曇りがちであったため、夏の暑い中でもハイキング日和となりました。

Thursday, July 14, 2011

今日の一言@ニューヨーク: The Freedom Tower goes up in the air.



一点の曇りもない透き通るような青い空。しばらく暑い日が続いていたところ、今日は7月の今頃にしてはめずらしく、秋のような爽やかな空気です。

ニューヨークに戻ってから、しばしば南の空を見上げています。ワールドトレードセンター第1ビル(通称フリーダムタワー)が、どんどん高くなって空にそびえるタワーの姿になってきました。先週撮った写真(右)をみると、アングルが違いますが4月の写真からの進捗が分かります。(やはり同じ場所から撮らないと比較しずらい!)

既に72階以上の鉄筋組み立てが進んだそうです。2013年の完成予定、地上105階が展望台となるそうです。実は私はニューヨークのエンパイヤステートビルに一回だけしか登ったことしかなく、今はなきワールドトレードセンターの展望台には行ったことがありませんでした。いつでもいけるから、まあいいか、とずっと思っていたのです。今度は出来たら一度は行ってみるか、という気分です。

さて、ワールドトレードセンター跡地には、この第1タワーのほかに第2、3、4のタワーが計画されています。しかし、この10年にはリーマンショックと景気後退。その影響で計画は何度も変更を経て、いまだに第2と3タワーの最終的な高さは決まっていません。こちらはまさに、The plan is up in the air. (計画は宙に浮いている状態)

一方、このフリーダムタワーと911犠牲者記念公園と記念館は、先に詳細が決定されて工事が進んでいます。今年はあの惨事から10周年となるため、それにむけて記念公園と記念館は完成します。

Friday, June 10, 2011

今日の一言@深セン:A long way to go...


渡り鳥のような生活は今年も続いています。2月に香港を引上げてしばらくニューヨークに戻ったのですが、4月下旬からまた深センの生活をしています。

今回、中国語の個人レッスンを週に2回づつ受けることにしました。漢字を見ればある程度は意味がわかる強みはあるものの、簡単な日常会話さえ全くわからないのは生活に楽しみがありません。耳のいいダーリンはどんどん音だけで単語と文章を吸収して会話ができるようになっているのをみて、ちょっとライバル心がでてきたともいえましょう。

一念発起!したものの、ヒアリングの悪さと発音のでたらめさには我ながら呆れます。
こんなことがありました。深センにはワンマンバスばかりではなく、車掌のおねえさんが乗っているバスがまだ走っています。それに乗り込んでしまい、私は行き先を伝えて料金を払って座りました。漢字を書いて見せているばかりじゃ芸がない、と思ってきちんと行き先の停留所名を言ったわけです。しかし、しばらくして車掌さんが話かけてくるのです。なになに??全然わかりません!仕方なく、英語に切り替えて質問したら、バス中の乗客の視線が私に集中してきて、うわあ、どうしよう。。。

ニーフエ インユー マ?「称会英語マ?」(英語話せる?)と彼女聞くとブーフエ!「不会」(できない)

それを聞いた乗客の若い女性が助け船を出してくれて通訳をしてくれました。車掌さんは私の行き先はすでに2つ前の停留所だけど、あなたはいったいどこに行くんだ、と言っていると判明しました。

私は終点まで行くので大丈夫と伝えてもらい、料金不足は払います、と通訳してもらったら、メイ グアンシー「没関係」(気にしないでいいよ)。こうゆうところ、中国人は鷹揚です。

しかし、レッスンでちゃんとその停留所の発音練習したのに通じてなかったという事実に愕然。。。中国語の基本の習得は長い道のりとなりそうです。

[写真は、レストランのテーブルにあった花瓶、よくみると水の中で小さな金魚が泳いでいます]

Sunday, January 23, 2011

今日の一言@香港:Auspicious foods, signs and happy colors



アレ、もうEaster Bunnyがでてきたの?と立ち止まって、はっと気づいたら、Chinese New Yearか!旧正月が来週に迫っているのでYear of Rabbitのうさぎの飾りつけでした。香港のブランド店が立ち並ぶショッピングモールのうさぎは、どうもウサギ年のイメージからほど遠い姿です。

今年の旧正月は2月3日。1月30日の週末から2月8日までは春節休暇で、中国本土のほうは民族の大移動となります。香港の人は、海外旅行に行く人も多く、日本のゴールデンウイークみたいな面もあります。一方、お正月にはギフトを送ることが多いようで、日本のお歳暮のようにお菓子やフルーツ、縁起のいいお正月の食べ物がパッケージされて売られています。子供たちはお年玉をもらえるので、文房具屋さんやスーパーにも赤いお年玉袋が沢山並びます。そして、レストランにも銀行にも、スーパーにもあちこちに恭喜發財、年年有餘と書かれた垂れ幕、赤い提燈やらが飾り付けられています。そうそう、たわわに実った金柑をびっしり付けた金柑の木、これも人気の飾りつけです。たしかに、黄金の小判のなる木みたいに見えます。

旧正月の時期に香港、中国にいたことはなかったので、今回は香港のレストランでおめでたい、縁起のいい食べ物づくしの特別メニューを、と思っていくつかのレストランに電話をしたら、もう満席でどこも予約がはいらないという状態でした。ああ、すっかり出遅れました。

Friday, December 3, 2010

今日の一言@深セン: I told you so.













だから、言ったでしょう!
これは禁句にしよう、と私は決めています。が、もちろん、頭の中では何度ダーリンにつぶやいたことでしょう。

2006年に「中国に行くぞ~」と言い出してから、ダーリンは本当に仕事辞めて2008年に来てしまいました。言葉もわからず、私のように漢字のおかげで地図やメニューくらいは読めるわけでもなく、人脈もなく、あなたどうするの?という素朴な疑問を全く気にせず、それから2年、まあ、いろいろありました。最初に中国語を少しでも勉強したらいいのでは?と私は言ったのですが。

そして先週、「僕、中国語の集中講座に行く」と言い出し、深センの学校に1ヶ月だけ行ってみることになりました。
そうよね、だから言ってでしょう、が口からでそうなのを押さえて、That’s great!  
そうです、豚もおだてりゃ木に登る、ああ、ダーリン、早く木に登ってね。

先週は私も深センで、ひさしぶりに湖南料理レストランに行きました。豚バラ肉を肉まんのように白い包に挟んで食べる(右)、鴨肉の唐辛子和えをこれも茶色っぽいパンみたいな皮に包んで食べる(左)と似たものになってしまいました。ここは英語メニューがないので、私がオーダーしました。が、漢字をみて、豚肉か鴨肉かはすぐにわかりますが、どうゆう調理なのかは私にはさっぱりわかりません。中国語しかできないウエートレスに聞いても、全くわかるわけがない。というわけで、料理が出てこないと、どうゆうものかわからないスリルがあります。

ダーリンはEveryday is an adventureとか言って楽しんでいます。「来年はこのメニューで注文できるように、がんばってね~」と言ってみたものの、彼には漢字は無理かな。せめてウエートレスと会話をしてもらって、私の漢字力と彼の会話力でばっちりの注文、という夢を描くことにいたします。

Wednesday, August 25, 2010

今日の一言@ニューヨーク: Which side of the controversy are you with?


こちらでは、グランド・ゼロ近くにモスクとコミュニティーセンターを建設する計画を巡って、大きな議論が毎日メディアを賑やかしています。政治問題化してきたといえましょう。

トライベッカに住んでいるので、この建設予定地を見てきました。確かにグランド・ゼロから2ブロック北、Park Placeというストリートにありました。(写真の白いビルを壊して、大きなビルを建てるそうです) 今日は、宗教の自由を守れという計画支持プラカードを持つ数名が、ビルの前に静かに立っていました。

ブルームバーグNY市長は、宗教の自由は憲法で保障されているものであり、センター建設計画変更の必要なし、譲歩をすること自体がおかしいと主張。パターソンNY州知事の建設場所移転交渉案にも反対しています。一方、センター建設反対の人の言い分の多くは、9.11犠牲者とその家族の感情に配慮しない無神経な計画だ、と主張します。

冷静に考えると、「無神経」を持ち出して感情論をするほうが危ないような気がします。イスラム=テロリスト、と言っているように聞こえます。

これが、キリスト教の教会・コミュニティーセンター建設計画だったら、9.11テロとの関連で感情的問題がないから反対運動はないのでしょうか。一方、かりに、テロリストがイスラム教過激派ではなく、キリスト教過激派だったとしたら、同じように反対運動があるのでしょうか。疑問です。

いくらツインタワーを攻撃したテロリストがイスラム教過激派だったとしても、テロリストと普通のイスラム教徒は別物だと考えるべきだと私は思います。それに、もともと、この付近には2002年に借用リースが切れるまでモスクがあり、そこのイスラム教徒のアメリカ人らは全くテロとは関係なかったわけです。さらに、今回のモスクとセンター建設の主導者らは、アメリカのイスラム教穏健派といわれます。

アメリカの冷静な判断が、今回のこの感情論を凌駕してくれることを祈ります。

Tuesday, July 20, 2010

今日の一言@ニューヨーク: A heat wave continues in New York.


七夕の夜から、ニューヨークに戻ってきて、3ヶ月ぶりに住民気分の生活をしています。

日本も猛暑のようですが、こちらも毎日、うだるような暑さです。ただ、摂氏35度なんていう日でも、朝と夜は多少気温が下がってくれるのが救いです。それに、湿度が高いとはいっても、香港や深センの90%以上と比べれば、60%や40%なんて清々しく感じるのであります。夜は冷房を消して窓でも開けて夕涼みでも、なんてことを言っているのは私くらいで、ニューヨーカーは、ガンガン強い冷房を好んでいるようです。

この暑さの中、買い物途中に通る道、ビルの壁に昔から生えている木が、緑の葉を茂らせています。冬にはすっかり葉が落ちていたのに、また夏を迎えて葉をつけて背丈も去年より少し高くなっていました。いつまでこの木が、ひっそりと気づかれずに生き延びてくれるか。

しかし、ニューヨークには、いろんな行事や誘惑があって忙しい。。。
ブロードウエーを久しぶりに観ようか、野外パークの映画もいいし、お、メトロポリタン美術館ではピカソ展だし、MOMAではマティス展が始まった。。。それに、街のあちこちでは、大型セールもやっている。。。

暑い暑い、と言いながら、なんだかあっという間に2週間が経ち、気づいてみるとお財布が軽くなってもいました。

Saturday, June 26, 2010

今日の一言@深セン: Yuck!! It’s so gross!




日本は梅雨の真っ最中でありましょうが、深センも香港も雨季です。今日は、朝から大雨、ほとんどスコールです。そして、その湿度なるや、言語同断。ほとんど100%の状態です。

一週間ぶりにやってきた深センのアパートでは、大変なことが。靴箱を開けて「うわ~、気持ち悪い!」、キッチンの引出しを開けて、「ゲー、げろげろ、最低!」と叫び声を挙げてしまいました。

私の革製サンダルが緑のカビで、覆われていました。キッチンでは、木製のおしゃもじ、箸、それにまな板まで、緑や黒いカビが、べっとりと成長していました。
たった一週間なのに、こんな気持ち悪い状態にどうしてなったわけ? ゴム手袋をはめて、消毒洗剤でサンダルを拭くと、一応、カビはとれたのですが(右側)、履く気がしません。買ったばかりなのに、どうしよう。。。

2年ほどまえに家具屋さんで、殺菌・紫外線投射型靴箱(クロゼット)が売っており、笑っていたのですが、こりゃ笑いごとではないのです。靴まで完全に一週間でカビてこういう靴箱、成金向け必需品となる隠れたヒット商品となるかもしれません。

Thursday, June 17, 2010

今日の一言@深セン: The origin can be traced back to China.
















6月16日(水)は、端午節で香港も深センも祭日でした。え、端午節って、「端午の節句」のこと? 調べてみると、中国の端午節とは、日本の端午の節句は似て非なるものであります。

日本は明治維新後に新暦で5月5日となりましたが、中国では昔からの祭日や伝統的行事は旧暦を使っており、今年は6月16日が5月5日でした。ちなみに、中国本土では共産国となってからは文化的なものは長いこと廃止されていましたが、この10年ほどは中国古来の文化・伝統が見直され、2008年から端午節も国民の祝日の扱いとなったそうです。香港では中断なく、祝日として続いてきたようです。

さて、端午節は、紀元前「楚」の政治家だった屈原の死を記念する日といわれます。この日にはちまき(粽)を食べ、龍船(dragon boat)による競争レースが各地で行われます。そのルーツについては、いくつか説があるようです。有力なのは屈原の悲話にあるといわれます。屈原は失脚して川に身投げをしたのですが、楚の国民には人望が厚く、彼を悼んで川にご飯を投げたそうです。しかし、川の中で魚がそれを食べてしまうので、人々は竹皮などにご飯を包んで魚の餌にならない工夫をしました。それが粽のルーツとか。さらに、身投げした屈原を探してみんなが船を出したという話が、現在のドラゴンボートレースのルーツ、という説があります。

端午節の粽は、深センのジャスコにもありました!(写真) 香港でもこの数週間、あちこちのお店やレストランで独自の端午節の粽として販売されていました。もちろん、通常から粽を売っているお店もたくさんあります。ドラゴンボートレースのほうは、13日に香港島のある入り江でやっているのを見に行ってきました。(写真) 

ところで、日本の端午の節句は、旧暦の5月にもともと日本にあった全く別物である風習と結びついて、奈良時代に中国名の「端午」が採用された模様です。男の子の節句となるのは、鎌倉時代だとか。そのころから、粽も端午の節句に食べる習慣となったようです。

日本はその昔、中国から漢字と文化を大量輸入したとは知ってましたが、日本のものだと思ってた行事などもルーツは中国にあったのか、と驚くことがよくある今日この頃です。

Wednesday, June 9, 2010

今日の一言@香港: A girls’ night out was a blast!









昨晩は、香港在住の友人とひさしぶりに女同士で、かしましく、めちゃ楽しい香港の夜を満喫いたしました。夜の計画は、すっかり彼女に頼ってしまいましたが、まず早めの夕食をしてから、映画「のだめカンタービレ」を鑑賞。それからお茶でまたおしゃべり。

夕食はパリでフランス料理修行をされた日本人女性オーナーシェフのお店でした。フィージョン系日本食と西洋風日本食の幅広いメニューを提供しています。私たちはオリジナル串焼、サラダ、ハンバーグとパスタなどをシェアして、ビールで乾杯。写真がうまく撮れませんでしたが、串焼き3種類はオリジナルで、写真の大阪風豚肉つみれの串焼きは特に絶品でした。

シェフの方が食事後の席にお挨拶に来てくれて、「のだめカンタービレ」にでてくるパリの風景のお話などでまた盛り上がりました。フランスのミシュラン星付きレストランなどでは、シェフが客席によくご挨拶にきますが、パリで修行した彼女もそんな習慣を踏襲しているのかな、と思わせる場面でした。

さて、浦島太郎の私はこの映画のことを全くなにも知らず、原作がロマンティックコメディー漫画であるということだけで、先入観なしに鑑賞しました。かわいい、おもろい、へえ、こりゃ漫画そのものの映画だ、という第一印象でありましたが、美しいクラシック音楽を漫画仕立てのストーリーの中で気軽に楽しめるのも若い人にはいいなあ、というものです。今日になってググッたら、ピアノ演奏はすべてラン・ランでした。あ、だから映画の中でポスターがでてきたのね、と納得。

私にとって非常に興味深かったことは、香港人の観衆の反応です。映画館は、若いカップルや女の子でほぼ満員でした。漫画チックな動作とアニメグラフィックで、おとぼけ奇才「のだめちゃん」とエクセントリックな登場人物らが笑いを誘う場面は多いですが、大きな笑いの渦が劇場を何度も飲込み、観衆の一体感が伝わってきました。きっと、広東語バージョンの原本も人気なんだと思います。

女同士の夜もいいなあ。昔、シンディ・ローパーがGirls Wanna Have Funというヒット曲を歌っていましたが、頭の中では今日もこのメロディーが流れています。

Monday, June 7, 2010

今日の一言@香港: I’m getting hooked on Chinese tea.




香港に戻って、あっという間に10日以上経ってしまった。。。毎日、なんでこんなに早く時間が経つのでしょう。少し、香港を楽しまなくちゃ、と思って、香港政府観光局が外国人観光客向けに実施しているプログラムに参加することにしました。いくつかのクラスやツアーが無料で楽しめます。クラスとしては、例えば、「漢方を知る」、「翡翠や真珠など宝石を知る」、「中国のお菓子作り体験クラス」、そして「中国茶と茶文化を知る」、といったようなものがあります。それぞれの分野の会社がスポンサーでクラスを提供しており、企業PRにもなるわけです。また、奥劇(広東語の京劇みたいなもの)を知る、なんてクラスもあります。

先週は中国茶クラスに参加しました。場所は、香港島の香港公園の中にある「お茶博物館」(写真上)の隣にある有名なお茶店の中でした。ここはカフェもあり、その脇でクラスが開催されました。1時間半ほど、中国茶の種類の説明と試飲がありました。

私は全く中国茶のことは知らないので、とても新鮮な経験でした。まず、お茶の種類が大別して6種類あるのですが、お茶を注いだ色で分けられています。発酵工程があるかどうか、その工程のやり方などもこの分類に関係します。

発酵なし茶は「緑」、弱発酵茶は「白」と「黄」、半発酵茶は「青」、全発酵茶は「紅」、後発酵茶(ワインのように年代物)が「黒」です。説明をしたおにいさんは、色を憶えるためには、「パンダ(白、黒)が、竹の葉(緑)をくわえて信号(赤、黄、青)をわたる」とかイメージするといいと提案してくれました。お茶の種類によって、お湯の温度もそれぞれ目安が違ってきます。発酵度の高いお茶は急須を使うのが普通ですが、緑茶や青茶まではフタつきの湯飲みを使ってお猪口サイズの小さな湯飲みにお茶を注ぎます。茶具も多種のデザインがあって、興味深いものがあります。

ちなみに、日本でも人気の烏龍や鉄観音は「青茶」に類別されます。プアールは「黒茶」です。

また、最初の一杯は捨てるのも中国茶の飲み方の基本です。一杯目を捨てることで、茶葉がふわっと膨らんで香りをだすのが目的だそうで、葉の汚れをとるという通説は正しくないということでした。中国茶の世界、深いものがあります。はまりそう。。。