Showing posts with label Food. Show all posts
Showing posts with label Food. Show all posts

Tuesday, December 3, 2013

今日の一言@台北: I found Taiwan foods very tasty!

滞在中、なんといっても満喫したのは「青葉」というレストランの台湾料理でした。切り干し大根のオムレツというかパンケーキ、これが思わぬ美味しさ。アサリのバジリコ和え蒸し料理もなかなかでした。


一般的に何を食べても、とても美味でした。キノコなどの混ぜご飯にスープ、ふらっと入った簡素なお店は混ぜご飯の専門で、このランチも安くて美味しい一品でした。観光ガイドによくでてくる巨大なマンゴアイスは、体験だから一度だけ、というレベルで、これは特記すべき点はなし。




Wednesday, August 28, 2013

今日の一言@パリ: “Sandwicherie”?? A coined French word??

旅行者も多いサンジェルマンのあたりを歩いていると、Sandwicherieというお店の前を通りました。売っているのはサンドイッチに飲み物、まさにサンドイッチ屋!  フランス語の商店、「〜屋」という表現には確かに語尾が「〜rie」であるものが多いのを思い出しました。

Boulangerie: パン屋
Bûcherie: 肉屋
Charcuterie: 惣菜屋(ハムやソーセージ、パテなど肉系のものが中心)

あ、それで、サンドイッチ+フランス語風の語尾をつけて造語にして、Sandwicherieなのか、と納得。確かに、サンドイッチも英語のまま使われているから、まさに、「サンドイッチ屋」です。

Sunday, August 18, 2013

今日の一言@ボルドー: The start of one-week vacation

フランスの田舎に行ってみよう、ということで初めてのドルドーニュ地方。やはり車がないと自由に動けないので、レンタカーをすることに決めたあと、さあ、オートマチック車が借りられる駅が近くにないと判明しました。パリからずっと運転していくのは疲れるので、ドルドーニュに近いどこかでレンタカーをするという計画は、マニュアル車が運転できないとむづかしいという難関にぶつかりました。結果としてボルドーにオートマがあるので、そこまで高速電車で行くことに。

朝、パリのモンパルナス駅を出発し、お昼にボルドーに到着。ちょうど、ランチの時間なので、いざ、ランチ!ミシュランひとつ星のレストランが経営するビストロに直行しました。キッチンが同じなのでお味はいいはず。
オードブルにタコのサラダ、これは今ひとつ。ボレンタにフォアグラの組合わせで、その上にカリカリとしたピスタチオの粒がのっており、以外な食感を楽しめました。メインにはDaurade(タイの種類のようだが。。。)のグリル。
仕上げにはクラシックなクレムブリュレ。これまでにずいぶんクレムブリュレは食べたけど、ここのは最高点に近いものでした。

お腹も一杯のところで、車を飛ばしてLes Eyziesという町に向かいました。

オードブル


メインの魚とデザート

Thursday, March 21, 2013

今日の一言@イスラエル: We get sentimental in a restaurant that hasn’t changed since 1960’s.

ハイファにやってきました。ハイファはダーリンの出身の街。子供の頃からあったというルーマニア料理レストランに行きました。典型的なルーマニア料理の焼き肉、チョップレバー、それに野菜の漬物各種は、昔のままだそうで懐かしい味もそのままとか。親戚のおじさんも一緒に、その昔の味に舌鼓を打ちました。




レストランの外観も内装もそのまま、ということで、レトロな雰囲気がいっぱいでした。

Wednesday, November 7, 2012

今日の一言@香港: Traditional sweets are not easy to find.

「おしるこ」のルーツとでもいうか、伝統的なデザートがあります。小豆や緑豆を煮込んで、昔ながらの味の「おしるこ」、そして芝麻糊(ゴマ汁粉)や合桃糊(くるみ汁粉)といった香港ならではの味もあります。

カフェのようにおしゃれなお店が増える中、50年代から変わってないような雰囲気で清潔感はありませんが、美味しいデザートが食べられる茶屋のようなお店を数日前に九龍側のモンコックで偶然に見つけました。「石磨坊」という名前のお店で、九龍サイドに本店と分店で3軒しかないとのこと。

早速、芝麻糊に杏仁糊(杏仁汁粉)のミックス、合桃糊と豆腐花のコンビネーションを注文しました。豆腐花とは、お豆腐にほどよい甘みがついているというもの。絹ごしの食感が普通です。

初めて飛び込んだこのお店ですが、甘みが抑えられてしっかり昔ながらのデザートの味を楽しみました。こういった伝統的なデザートの専門店は、一昔前にはあちこちにあったことでしょう。今ではどんどん減っていて、スタバやカフェが増える一方。本当に美味しいデザート専門店を見つけるのはむづかしくなりました。


Thursday, October 25, 2012

今日の一言@香港: The world’s cheapest Michelin one-star restaurant (2)

香港にいると外食が増える傾向にあります。食材を買うのをあまり変わらない値段で、結構美味しい食事ができてしまうからです。栄養のバランスを考えると、必ずしもよくはありませんが、なるべく野菜もいれて注文すれば、あまり罪悪感なしに気軽に外食できてしまうのです。もちろん、お値段が安いのは中華となりますが。

香港には、ミシュランの1つ星をつけた安いレストランがいくつかあり、それらを訪ねて試してみようということになりました。そのアイデアは、英フィナンシャルタイムズ紙の報道記事に触発されたものです。
http://howtospendit.ft.com/food/9471-hong-kong-supper-stars

今日は、同記事に会った飲茶レストランのひとつ、ディム・サム・ワンに行ってきました。夜、7時半、すでに10グループくらいが並んでいます。40席くらいしかなく、小さなお店で、メニューは一日、飲茶のみ。
点心のリストの紙に注文を自分でチェックしてウエートレスに渡すという、普通の形式です。
6種類の点心に野菜、そしてデザートはごまアン入りセサミ・ボール、しめて128香港ドル(米ドルだと約16.5ドル)!
お味のほうは、どうかというと、100点満点とはいきませんが、90点レベル。これまで試した飲茶レストランで上の中といったところでしょうか。もう一度ぜひ行きたい!という欲求が高まらないのは、やはり期待が高すぎたからでしょうか。。。





蜜汁叉燒包$13
薄皮鮮蝦餃$20
潮州蒸粉果 $15
古法馬蹄羹$14
鮮蝦腐皮卷$18
鮮竹牛肉球$13

Monday, October 22, 2012

今日の一言@香港: Bombay Duck isn’t duck at all.

マカオが本店の中華料理のお店で、夕食に珍しいものを食べました。
メニューに「ボンベイ・ダックのスパイス唐揚げ」とあったので、ダック=アヒルの肉だと想像しました。が、漢字をみると、「九坦魚」と書いてあるのです。あれ、魚みたいよ、これ。

3Gの携帯で世界といつでも、どこでもつながっているダーリンが、早速ググってみました。
確かに、ダックじゃなく、その正体は魚!

日本語だと「テナガミズテング(手長水天狗)」というそうで、ヒラメの一種。インド洋から東シナ海に生息するようです。写真をみると、かなり醜い魚です。

お味のほうは、白身で味もなく、さっぱり、歯触りもなく、ほろほろっと柔らかい食感でした。
最初で最後、になりそうです。
写真、右上の花と一緒に盛ったお皿が、ボンベイ・ダックのフライ
椎茸とレタスの炒め物と鶏肉の粽、も一緒に。





Saturday, October 13, 2012

今日の一言@香港: A dinner costs only $35 at a Michelin one star restaurant.



香港のミシュラン・ガイドには、一星で超お得で美味なレストランがいくつかでてきます。今日はそんなお得なレストラン、ノースポイント(北角)にある「阿鴻小吃」に行きました。潮州料理ですが、ここの鹵水鵝片には定評があり、以前に食べた同種のものとは全く違うものでした。グース肉に全く臭みがなく、ほどよい柔らかく、最高点!でした。その秘訣は、様々な香料を混合したお醤油ベースのソースにあります。

そして小豆発酵ソースの野菜煮込みもなかなか他では食べられないもの。小豆を発酵させた、ちょっと酒粕の風味があるソースで、白菜、椎茸、キクラゲなどを煮込んであります。
そして蔡瀾撈麵は、長ネギに醤油系油だけでさらっと炒めてあり、麵がほどよいアルデンテで、麵自体の質がよいから出来る技だとひとりで納得。

広東料理はスープも肝心、というわけで、小豆と根菜を豚骨スープでじっくり煮込んだスープを注文したところ、これもさっぱりしていて口当たりが非常によいものでした。潮州料理、醤油を始めとして豆をベースにした調味料も多いのです。

お勘定は、ふたりで265香港ドル、約35ドル。

写真上から:南乳粗齋、蔡瀾撈麵、鹵水鵝片

Monday, October 8, 2012

今日の一言@香港: Guess what they’re eating!

どこの都市、地方、国にいっても、スーパーマーケットを覗くとそこでの人々の食卓での様子が目に浮かんできます。大都市の東京、ニューヨーク、パリ、香港、それぞれにその土地でしかない食べ物が並んでいるのを見るのが楽しみです。

香港の地元の人がよくいくスーパーマーケットで私も買い物をしていますが、もちろん、中華料理を作るのに欠かせない食材と調味料にあふれています。冷凍食品もかなり充実していて、シューマイ、餃子、肉まん/あん饅はもちろんのこと、スープ入り小籠包の種類もあります。

面白いのは素材で、肉のパッケージ商品の棚には、中国以外では見られないだろうなあ、という鶏の足のパッケージ。自宅でも鶏の足を調理するのでしょうか。私はこれ、苦手です。


香港は常夏、東南アジアに近いこともあって、南国のフルーツ類が豊富です。マンゴ、パパイヤ、ココナッツなどは常設、値段も安いです。広東人が好きなドリアンも、季節によってでてきます。


Thursday, September 27, 2012

今日の一言@パリ: I call this lunch, a Symphony of Flavors and Colors.

パリでは、日本人シェフの活躍が著しい。有名なミシュラン星付きのレストランで腕を磨いたシェフらが、独立して開店したレストランもミシュラン星に輝くところがいくつかある。

パリ5区の静かな住宅地にあるソラ(SOLA)にランチに行った。ミシュラン一星だ。
アミューズ・ブーシュ(お通し)のあと、お料理とデザートで5コースがしっかりでてくる。

今日のメニューは、
前菜: フォアグラにコーンのポレンタ

そしてロブスターとフルーツサラダ。
お花畑のように色鮮やか、フルーツと薬味のハーブがお花のブーケのように口いっぱいに広がる。



メイン: 魚コースはスズキのかりっとしたグリル、野菜添え。お肉はフィレビーフに数種類のきのこ。



デザート: チョコレートムースにバニラアイス

上品で深みもあるお味、意外な取り合わせの香りと味の広がり、目を見張る彩り。
ランチコース、48ユーロ。経験するに値する。


Friday, July 1, 2011

今日の一言@深セン:Dreaming of the Silk Road




新疆ウイグル自治区出身の人たちが多く住む地域があります。漢族と見ためがあまり区別つかない人もいますし、トルコ人のような白人系やアラブ系の風貌の人もいます。街ではよくウイグルの男性が荷台でナッツやナッツヌガーなどを売ってます。

ウイグル族はイスラム教徒のため、この地域では「清真」(ハラール:イスラム法上で許される食品)とマークのついたレストランがあります。私たちはしばしばそうしたレストランで食事をします。お目当ては羊肉や野菜のバーベキュー、そしてパンやピザ系の料理です。数年前に初めて深センに来てから、2週間に一度はご厄介になっているレストランが数箇所あります。

先日は、羊肉のひき肉詰めパイ、子羊肉バーベキューの載ったピザ風仕上げ(厚手のピザ生地で、どちらかというとパンでした)、そして炭火串焼き(羊肉、洋茄子、獅子唐)を食べました。18センチくらいある洋茄子は半分に割いて、その上にガーリックと赤唐辛子ドレッシングがたっぷりかかっていました。

「清真」のレストランでは、地元に住む家族らしき顧客以外にも、旅行や商用できている中東の人やインド人のお客さんを多く見かけます。男性が水パイプをくゆらせることができる別室を持つレストランもあります。

地続きで中東から中国へ、中国から中東、欧州へと人と物が流れたシルクロード。数千年後の今、深センが「21世紀のシルクロード」の拠点のひとつなんだなあ、と感慨にふけたりする夕食でした。

Thursday, June 23, 2011

今日の一言@深セン:Enjoy a diverse variety of Chinese foods.




深セン市は、広東省にありながら広東省出身者はマイノリティーです。そのため、街では広東語はほとんど通じません。さらに、広東料理レストラン以外の非常に様々な種類の中国料理を楽しめる点も、お隣の香港とは大きく違うところであります。

5月に発表された深セン市統計局による人口調査では、全人口1035万人のうち湖南省出身者が118万人、湖北省出身者が81万人とトップ、続いて広西チワン族自治区、四川省、江西省、河南省と続き、広東省の出身者は50万人にも達していないという報道がありました。深セン市は鄧小平によって進められた経済開放政策の特別区として、中国各地からの野心のある起業家を集めてきた人工的な大都市なのです。

さて、街を歩くとよく見かけるのは、やはり出身者が多いためでしょうか、川菜(四川料理)、湖南菜(湖南料理)。もちろん上海菜や広東菜もあります。昨日は東北菜(北京以北の北東部)のレストランに行ってみました。

「東北人」というレストランチェーンで、そこでは餃子や肉マン、ピロシキのような面包系の中身や形が様々な種類が豊富にありました。写真の蒸餃子は、白菜とひき肉入りですが、芹とひき肉、韮とひき肉など数種類あります。また、羊肉や牛肉と野菜が詰め物のピロシキのような一品も取ってみました。小豆のあんこの甘い種類もあります。また、木耳サラダもコリコリっとして夏のサラダという感じです。さらに酢豚風の主菜と「涼皮」を注文。「涼皮」は米粉を糊状にした生地を円形(半径25センチくらい)に薄く伸ばして蒸篭で蒸し、透明感のあるクレープのようになったら数枚づつ重ねて1センチくらいの幅にザクザクと切ったものです。冷し中華のようにキュウリの千切りやバクチーなどとラー油をからめて食べることが多いようです。このレストランの涼皮にはキュウリやハムなど具が豊富に入っていて大変に美味でした。もともと涼皮は陝西省のもので、秦始皇帝のころ、紀元前3世紀にはあったといわれています。2000年以上前の長安の都に思いをはせ、プリプリとした固めのゼリーのような食感を楽しみました。

Tuesday, June 22, 2010

今日の一言@香港: Ah, simply divine…





















美味しいという形容詞では表せない、あらゆるものを超えた完璧な中華のお味でした。しばらく前になりますが、中華料理分野で唯一、ミシュラン三ツ星を獲得した広東料理レストランに行きました。香港島のフォーシーズンホテルの中にあります。

広東料理定番のフカヒレスープや鮑料理などもありますが、創作料理系の品に挑戦してみました。ダーリンとふたりだというのに、いろいろと味見したいということで、次のように多くの品をオーダーしました。中華の一品は数名でシェアする量ですから、心配したウエイターが通常の半分の量でオーダーできる品もあるので、よろしければ半分にしましょう、と提案してくれました。(お値段もほぼ半分にしてくれました) 
三ツ星のサービス、さすが、しっかりしています。

前菜
* ウナギの柑橘系ソース和え (グリル焼のあとにソースをからめてソテーか、皮はカリッとして食べられるし、オレンジ系のソースと最高のハーモニーです)
* 蟹と百合の根の蒸しフライ (半分量:お団子状になっていて、酸味のあるソースか香辛料入り塩のどちらかにつけて食べます)

主菜
* 鴨のロースト (半分量:香港でよくみる焼鴨ですが、お肉の柔らかさと皮のパリパリ感、ソースのまろやかさ。。。もう普通のお店の焼鴨には満足できないなあ、と溜息)
* 日本の黒豚と小豆製春巻き揚げ (半分量: 黒豚と小豆ペーストを小豆製の春巻き状の皮に包んで揚げてあって、これを蒸した饅頭に包んで食べるのですが、この世のものとは思えない美味しさです)
* 蟹肉とキャビアのオムレツ (オムレツの玉子がフワフワと口の中でとろけ、蟹肉の触感と蟹のお汁のお味が口のなかに広がり、プチプチっとキャビアが弾けます)

野菜
* 南瓜とキノコ蒸し (南瓜の中には、薄味で軽くソテーされた10種類以上のキノコが入って蒸しあがっています)
* ミニ白菜の枸杞子入りあっさり煮

デザート
* カスタード・パイ (半分量: 伝統的な味というのでしょうか、カスタードがしっとり、クリームのいいお味、それがサクサクのパイで絶妙です)


お酒は飲まずに、ジャスミン系のお茶、その名はHappy Togetherをいただきました。工芸茶というのでしょうか、お湯の中でお花が開くというものです。

食べ切れなかったオムレツ、野菜、デザートはお持ち帰りにしてくれました。ハッピーな私たち、お勘定のほうはいうと。。。はい、ふたりで2万円ほどでした。たまには贅沢して気持ちを豊かにしなくちゃ。
でも、フランスの三ツ星だったらこの倍以上のお値段でしょう。

Monday, June 7, 2010

今日の一言@香港: I’m getting hooked on Chinese tea.




香港に戻って、あっという間に10日以上経ってしまった。。。毎日、なんでこんなに早く時間が経つのでしょう。少し、香港を楽しまなくちゃ、と思って、香港政府観光局が外国人観光客向けに実施しているプログラムに参加することにしました。いくつかのクラスやツアーが無料で楽しめます。クラスとしては、例えば、「漢方を知る」、「翡翠や真珠など宝石を知る」、「中国のお菓子作り体験クラス」、そして「中国茶と茶文化を知る」、といったようなものがあります。それぞれの分野の会社がスポンサーでクラスを提供しており、企業PRにもなるわけです。また、奥劇(広東語の京劇みたいなもの)を知る、なんてクラスもあります。

先週は中国茶クラスに参加しました。場所は、香港島の香港公園の中にある「お茶博物館」(写真上)の隣にある有名なお茶店の中でした。ここはカフェもあり、その脇でクラスが開催されました。1時間半ほど、中国茶の種類の説明と試飲がありました。

私は全く中国茶のことは知らないので、とても新鮮な経験でした。まず、お茶の種類が大別して6種類あるのですが、お茶を注いだ色で分けられています。発酵工程があるかどうか、その工程のやり方などもこの分類に関係します。

発酵なし茶は「緑」、弱発酵茶は「白」と「黄」、半発酵茶は「青」、全発酵茶は「紅」、後発酵茶(ワインのように年代物)が「黒」です。説明をしたおにいさんは、色を憶えるためには、「パンダ(白、黒)が、竹の葉(緑)をくわえて信号(赤、黄、青)をわたる」とかイメージするといいと提案してくれました。お茶の種類によって、お湯の温度もそれぞれ目安が違ってきます。発酵度の高いお茶は急須を使うのが普通ですが、緑茶や青茶まではフタつきの湯飲みを使ってお猪口サイズの小さな湯飲みにお茶を注ぎます。茶具も多種のデザインがあって、興味深いものがあります。

ちなみに、日本でも人気の烏龍や鉄観音は「青茶」に類別されます。プアールは「黒茶」です。

また、最初の一杯は捨てるのも中国茶の飲み方の基本です。一杯目を捨てることで、茶葉がふわっと膨らんで香りをだすのが目的だそうで、葉の汚れをとるという通説は正しくないということでした。中国茶の世界、深いものがあります。はまりそう。。。

Friday, May 7, 2010

今日の一言@香港:Pungency and spiciness of Sichuan cuisine



大衆的な四川料理の魚の丸焼き・スパイス浸け煮、とでもいうのでしょうか、いやあ、辛かったです。またしばらく香港にいることになりました。香港は広東料理が主流で、ここの四川料理はどうも辛さ度合いが広東人好みになって、本場物の辛さがない、と勝手に思い込んでいました。でも、この「巴蜀烤全魚」というお店では、唐辛子と花椒たっぷりで、舌がジンジンとピリピリ、の経験ができました。

食べたお料理、「泡椒味大邊烤魚」とは、まず魚の表面に香料と唐辛子べったり擦りこんでコンロで焼く、そしてそれを唐辛子と花椒の浮いた汁のお鍋で煮る、というものです。モヤシ、ネギ、えのき、といった野菜も追加して入れてもらいました。魚の種類は全くわかりませんが、白身でサッパリ系。川魚のはずです。おおざっばな料理ですが、美味でした。前菜には木耳の酢醤油サラダ(写真上)

さて、四川料理は、中国語で「川菜」と呼ばれているのは知っていたのですが、この「巴蜀」というのは初耳でした。好奇心から調べてみたら、これは現在の四川省あたりに、紀元前4世紀に存在していた「巴」と「蜀」という国のことを指すのだそうです。泰によって滅ぼされる前、これら2国は、漢字ではなくそれぞれ独自の言葉、そして文化を持っていたということでした。

「巴蜀」という古代の国の名前をうまく使ったお店だったわけです。食から学ぶこと、いろいろありますなあ。

Tuesday, April 27, 2010

今日の一言@香港: Do you eat soup or drink it?




香港に戻ってきてほぼ一週間、湿度は高いけど気温20度前後で、心地良くお散歩することができます。

1年の半分以上が暑い気候の香港、そして広東の人は、スープ好きです。暑いのにスープ?と思ったのですが、メニューの「湯」(スープ)のリストには、効用が書かれているあるものがよくあります。なるほど、医食同源でしょうか。

数日前に香港人に連れられて、茹で鶏肉料理(写真左)で特徴のあるレストランに行きました。これは、ニンニクと葱を擦って混ぜたような油につけていただきます。「海南鶏」といわれる料理と似ていましたが、茹で方が違うのか、皮の油がさっぱりしていました。

もちろん、「湯」が注文されました。ウエイターのおじさんがテーブルで個々のお椀にスープを注いでくれました。そして、あれ、中身の具も別のお皿に盛ります。中身は本物の材料が入っていることをしっかり見せると共に、好みで食べてもいい、ということだそうです。しかし、このスープ、お味はさっぱり系でしたが、真っ黒。ちょっと勇気がいる黒さです。具の味見をすると、黒鶏スープに、牛肉、それに何かわからない牛蒡のような根菜ものがたっぷり入って煮込まれたものでした。注文した人によると、その効用は、循環促進、疲れをとるとか。

スープは飲むものか、食べるものか。英語ではEatを使うことが多いのですが、きっとミネストローネのような中身たっぷり系スープが主流だからでしょう。コンソメで中身がなければDrinkでもいいようですが、スープといえば、やはりEatがすぐに頭に浮かびます。どっちがいいか、迷った時には、Haveを使えば楽なので、私はI had some soup at lunch. と、ごまかします。

香港のこのスープは、まさにDrink&Eatでした。

Wednesday, March 31, 2010

今日の一言@中国Shenzhen: I really wanted to have Congee!!




昨日、ダーリンが待つ香港に着きました。私もこれから7月まで、シンセンと香港をベースにして、時々は東京にも出没する予定です。

ニューヨークから香港のノンストップ16時間の飛行は、つらいものがあります。米系航空会社でアップグレードができたのが、唯一の救いでした。でも。。。

私の席は、お世話好きな中年の香港女性スッチーが担当で、彼女は私がABC(American Born Chinese)だと思って、中国語ができないことにちょっと不満気味でした。「香港に着くまでに中国語を教えてあげるわ。Mandarin(標準語)かCantonese(広東語)がどっちがいい?」とニコニコと寄ってきました。「はあ、それではMandarinでお願いします」と答えたので、それから彼女は、飛行中ずっと、中国語で話しかけてくれ、英語で説明をし、発音練習をしてくれ、私は集中・中国語特訓状態となりました。

香港まで2時間となり、朝食がでてくることなった時、彼女は「オムレツですか、シリアルですか」と聞いてきました。え、メニューには中国風お粥とあるのに。きっと、彼女は聞くのを忘れたのね。私は、「我要Congee!」とメニューを見せていいました。すると、彼女は英語で、You don’t want this congee. It’s horrible. You must have congee in Hong Kong instead. といって、絶対にあげないわよ、という姿勢となりました。

そんな~、私は胃に優しいCongeeが食べたいのよ、お願い、と言っても、聞き入れられず。。。私って優しい日本人なんだわ、と思い、こんなことで戦ってしかたがない、と諦め、私はシリアルを食べることになりました。

香港の中環(セントラル)に着いて、まずやったこと。はい、お粥の美味しいお店に行きました。私は、広州五目粥(写真中央)、そして、ダーリンは、プリプリした海老のワンタン・ヌードル(右)。両方とも、とても美味しく、幸せな初日となりました。剥奪感のどん底から幸福感への昇華は(大げさ!?)、オバハン・スッチーさんの忠告に従ったからでしょう。

Sunday, November 22, 2009

今日の一言@ニューヨーク: Come to think about it…






考えてみれば、もう11月も後半に向かいThanksgiving(感謝祭)が終われば、もうすぐクリスマス。2009年もまたさようなら。この1年も本当に早かったです。時々、年頭の「今年の目標」を取り出して眺めるのですが、あ~あ、ため息ばかりです。来年への延長戦項目ばかり。

昨晩、インド人女性Aさんとアメリカ人男性Gさんご夫婦によるディナーパーティーにお邪魔して、本場のカレーをご馳走になりました。彼らは隔月くらいでご自宅に15名くらいの仲間を招待して、カレー料理ディナーパーティーを行っています。私は友人に連れられて、この春くらいから参加してます。AさんもGさんもライターなので、ゲストの多くは海外メディア向けに記事を書くライターです。アメリカのニュースのとらえ方も関心事もそれぞれのお国事情があったりして、いつも会話に啓発されます。

昨晩は国民健康保険法案の上院での審議上程を決める投票があったため、CNNをつけて賛成60票がとれた瞬間を目撃。みんなワイワイガヤガヤと賛否両論を口々にしてましたが、この法案が法制化の運びとなっても米国国籍を持たないと恩恵はないので、ちょっと考えて見ましょう。このパーティーのゲスト半分には関係ない話だわ、となんだかむなしい気分でした。
 
写真:
Aさんはデリー出身、菜食主義者なのでカレーの種類は野菜系中心です。彼女のオクラカレーは美味です。ゲストのために鶏肉カレーもいつも用意してくれます。
話は戻って11月18日はBeaujolais Nouveau、お手頃ワインでも悪くないお味。

Sunday, September 6, 2009

今日の一言@ニューヨーク: Come to New York for creative Sushi, and judge yourself.




今週末はLabor Day Weekendです。この週末になると夏も終わり。今年は7月まで雨模様が多く、8月も意外に涼しい夏でした。冷房をつけたのは、ほんの一週間程度というのも珍しい。
ダーリンが8月半ばすぎ帰ってきたり(またでかけたが)、私の仕事が忙しかったりと、日記を書く時間がなくなってました。

アメリカはやはりカップル社会で、ダーリンが帰ると友達夫婦と食べに行ったり、映画に行ったり、と忙しくなります。久しぶりに創作寿司で有名なガリというお店にも行きました。ニューヨーク発のお鮨屋さんで、数年前に開店した時は予約が入りにくいことでも有名でした。不況の今ではガラガラか、と思いきや、にぎわっておりました。

ネタに思いがけないユニークな組合せをするので、日本人はファンになる人、ならない人、と評価が分かれるかもしれません。例えば、カンパチの上にさっばり系ドレッシングのサラダ、松の実がいくつかこんがりとローストされて混じり、その上にはハス揚げがのる、というもの。または、イクラの海苔巻き、その上にはウズラ玉子半熟とアンコウ肝のムース。(写真中央と右、カメラ焦点が合ってないですね、失礼!) 前菜で注文したお刺身は海老もまあまあ、中トロがけっこういけました。(左) 

ニューヨークにいると、お寿司のシャリの握りがうまい職人さんになかなか巡り合えないですが、ここのオジサンはゴールデンフィンガー!友人が指名する人なので、さすがの腕前。お米の炊き方も味付けも花マルで、ふわっと空気を含んで握られて、ひとつひとつのお米がシャキっと活きてきます。お寿司って、ネタも大事だけど、やはり握る人の腕前で決まると私は思うのです。東京にも姉妹店があるそうです。