Sunday, May 4, 2008

今日の一言@ニューヨーク: What do Tibetan people eat? Momo is Gyoza?!? 




日本の雑誌向けにレストラン紹介やビジネス情報などを書いているフリーライターの友人に誘われてチベット料理レストランにランチに行ってきました。独立運動が高まる国の食について友人は書くというアングルだそうです。私は単にお付き合い+タダメシ。Tibetan Kitchenというレストランで、内装はネパール・インド風。もちろん、ダライ・ラマの大型写真が額に収まって微笑んでいます。彼女いわく「ニューヨークには5,000人強のチベット出身者が住んでいるらしい。このレストランはチベット人協会に聞いたら一番チベットらしい料理がでてくる、と言ってたわ」

メニューの料理名はチベット語のアルファベット書きのようですが、説明を読むとなんとなく中華とインド料理の混在という印象。チベットは両大国から影響を受けているから、こうゆうものなのかもね、とふたりで妙に納得。

チベット人だというオーナーに典型的なチベット料理はどれか、と聞くと、「モモと麺をお勧めしますよ。モモはGyozaに似たものです」との説明。日本語で「ギョーザ」と言ったのでした。焼きモモ、蒸しモモと両方できるそうですが、ギョーザなら焼き餃子のほうが美味しいかな、ということで焼きモモを注文。詰め物は豚肉ではなく、牛肉と野菜。さっばりした味でした。スパイス(赤唐辛子ベース)とお醤油でいただきます。付け合せは何故かピンク色をした大根漬物千切り。(左) う~ん、日本の餃子のほうがぜったい美味しいよね、とか思わず愚痴が…

麺は隣の席の人が食べているのを見ると、あまりにも中華風スープ麺。美味しそうじゃないね、ということで、ヒマラヤスパイス豆腐サラダを注文。(中央)ごま油と唐辛子の風味がよいスパイス。見た目より辛くないのが救いでした。
ネパール・インド系の羊肉カレーはスパイスが辛くなく、さっぱりした味でした。(右)

バター茶もあったのですが、これはやめました。数年前にチベット人が多く住む中国雲南省北部の町に行った際、チベットレストランでバター茶を飲んで全く口に合わなかった経験があったからです。友人には勧めたのですが、「あなたが嫌いだという食べ物を私は好きだった、という経験ないから私もやめる」とあっさりギブアップ。

しかし、チベット料理は素朴と申しましょうか、質素と申しましょうか。このレストラン、もう20年以上続いているということですが、競争の激しいニューヨークでよく続いてきたものだわ、と関心。ダライ・ラマを慕うリチャード・ギアが時々来る、という噂もあり、そうゆうところが受けているのかもしれません。