Friday, May 23, 2008
今日の一言@香港: Is Hong Kong becoming China?
香港の友人と一緒に深センに日帰りで行ってきました。深センは香港九龍側から電車で約40分。中国の税関を通って深センに入ると、そこは広東語ではなく普通語(共通語)が話される世界になります。ここは中国の経済開放政特別区として発展し、世界中のグローバル企業や金融機関が進出。近く正式に香港・深センの経済融合化が始まるのだそうです。
しかし、英語がかなり通じる香港とは違って、深センにくると全く英語が使えません。豊かになって仕事のある大都市・深センは、中国各地からの出稼ぎの人の町でもあります。
それでも物価は香港に比べれば半分か、半分以下。香港人には、週末にスパでリラックス、ゴルフをしたり、ショッピングをしたり、お気に入りのレストランで食事をして香港に帰る、という人が多いようです。本土の人が香港に来るにはビザが必要ですが、香港人は深セン(中国)にフリーパス。最近は安い深センに住んで、香港の職場に通う、という人までいるそうです。
友人の香港人家族は深センに開発中の高級マンションを最近購入したので、私たちに見せたいと自慢げで、一緒に見に行きました。香港のマンション価格に比べると3分の一、4分の一の値段で買えるのだそうです。こちらの不動産は70年間リース権。香港は99年だとか。
中国の新開発マンションの販売は一切の内装なし。コンクリートのどんガラの空間を買い、内装工事は購入者が自分で設計事務所と工務店を雇って仕上げるのだということ。彼らの購入したマンションは、155平方メートル、4LDKでバスルーム2つ。窓とドアはついてますが、部屋(写真左、中央)とはいっても壁も床もコンクリート。パスルーム(右)も水道管と配水管が通っているだけです。友人の内装デザイン・工事は1年計画です。
中国への返還当時はかなり不安を抱えていた香港人も多かったようですが、今では積極的に普通語を習い、香港の公立学校も普通語授業に切り替わりました。香港の中国化は着実に進んでいます。