Monday, June 7, 2010
今日の一言@香港: I’m getting hooked on Chinese tea.
香港に戻って、あっという間に10日以上経ってしまった。。。毎日、なんでこんなに早く時間が経つのでしょう。少し、香港を楽しまなくちゃ、と思って、香港政府観光局が外国人観光客向けに実施しているプログラムに参加することにしました。いくつかのクラスやツアーが無料で楽しめます。クラスとしては、例えば、「漢方を知る」、「翡翠や真珠など宝石を知る」、「中国のお菓子作り体験クラス」、そして「中国茶と茶文化を知る」、といったようなものがあります。それぞれの分野の会社がスポンサーでクラスを提供しており、企業PRにもなるわけです。また、奥劇(広東語の京劇みたいなもの)を知る、なんてクラスもあります。
先週は中国茶クラスに参加しました。場所は、香港島の香港公園の中にある「お茶博物館」(写真上)の隣にある有名なお茶店の中でした。ここはカフェもあり、その脇でクラスが開催されました。1時間半ほど、中国茶の種類の説明と試飲がありました。
私は全く中国茶のことは知らないので、とても新鮮な経験でした。まず、お茶の種類が大別して6種類あるのですが、お茶を注いだ色で分けられています。発酵工程があるかどうか、その工程のやり方などもこの分類に関係します。
発酵なし茶は「緑」、弱発酵茶は「白」と「黄」、半発酵茶は「青」、全発酵茶は「紅」、後発酵茶(ワインのように年代物)が「黒」です。説明をしたおにいさんは、色を憶えるためには、「パンダ(白、黒)が、竹の葉(緑)をくわえて信号(赤、黄、青)をわたる」とかイメージするといいと提案してくれました。お茶の種類によって、お湯の温度もそれぞれ目安が違ってきます。発酵度の高いお茶は急須を使うのが普通ですが、緑茶や青茶まではフタつきの湯飲みを使ってお猪口サイズの小さな湯飲みにお茶を注ぎます。茶具も多種のデザインがあって、興味深いものがあります。
ちなみに、日本でも人気の烏龍や鉄観音は「青茶」に類別されます。プアールは「黒茶」です。
また、最初の一杯は捨てるのも中国茶の飲み方の基本です。一杯目を捨てることで、茶葉がふわっと膨らんで香りをだすのが目的だそうで、葉の汚れをとるという通説は正しくないということでした。中国茶の世界、深いものがあります。はまりそう。。。