Friday, July 1, 2011

今日の一言@深セン:Dreaming of the Silk Road




新疆ウイグル自治区出身の人たちが多く住む地域があります。漢族と見ためがあまり区別つかない人もいますし、トルコ人のような白人系やアラブ系の風貌の人もいます。街ではよくウイグルの男性が荷台でナッツやナッツヌガーなどを売ってます。

ウイグル族はイスラム教徒のため、この地域では「清真」(ハラール:イスラム法上で許される食品)とマークのついたレストランがあります。私たちはしばしばそうしたレストランで食事をします。お目当ては羊肉や野菜のバーベキュー、そしてパンやピザ系の料理です。数年前に初めて深センに来てから、2週間に一度はご厄介になっているレストランが数箇所あります。

先日は、羊肉のひき肉詰めパイ、子羊肉バーベキューの載ったピザ風仕上げ(厚手のピザ生地で、どちらかというとパンでした)、そして炭火串焼き(羊肉、洋茄子、獅子唐)を食べました。18センチくらいある洋茄子は半分に割いて、その上にガーリックと赤唐辛子ドレッシングがたっぷりかかっていました。

「清真」のレストランでは、地元に住む家族らしき顧客以外にも、旅行や商用できている中東の人やインド人のお客さんを多く見かけます。男性が水パイプをくゆらせることができる別室を持つレストランもあります。

地続きで中東から中国へ、中国から中東、欧州へと人と物が流れたシルクロード。数千年後の今、深センが「21世紀のシルクロード」の拠点のひとつなんだなあ、と感慨にふけたりする夕食でした。