Friday, November 28, 2008

今日の一言@深セン: Where there’s a will, there’s a way




快晴、体感気温15~18度。湿度が低く、空気がひんやり、気持ちがいい日です。香港と同様、ここも春のような気候です。お花も咲き乱れています。Osmanthus、桂花(金木犀の一種)の香りがベランダからお部屋まで入ってくる今日この頃。(写真左がOsmanthus、中央、右は何の花か不明)

さて、なにごとも意志があれば道が開ける、と言いますが、The Great Firewall of Chinaをうまく迂回してブロックされているサイトを見ることができました。

うちのIT部門(=ダーリン)が見つけてきたのですが、Geekの世界、その筋では昔から知られているとか。私も早速PCにダウンロードし、そのソフトを開いてアクセスすると、うあ、すごい、ブロックされていたサイトやブログなど問題なく見ることができました。アクセスまでに時間がかかりますが、ちゃんとサイトが開き、内容も全く問題なく読めました。

どうやって可能としているのか、技術的な話は読んでも十分に理解はできなかったのですが、ブロック解除ではなくあちこちを匿名アクセスして迂回してたどり着いているようです。
こうゆうソフト開発し、メンテしている人たちがいるんですね。
ご関心のある方は、Wikiをご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Tor 

Monday, November 24, 2008

今日の一言@深セン: Who buys these innovative products?




今朝は雑用の途中、福田地区にある家具・インテリアの好百年家居(HOBA)に入ってみました。かなり広い5階すべてが家具とインテリアで、欧米ブランドの現地化ライセンスのダイニング家具、リビングルーム家具やベッド、収納家具などが中心でしたが、中国らしい斬新な商品もありました。

例えば、
1) 薄型壁掛け式熱帯魚水槽(写真左)
まるで絵画でもみるように熱帯魚水槽をお部屋に飾ってはいかがでしょう。金魚、熱帯魚を愛でる中国らしいアイデアではありませんか。
大型のものは長さは1.5~2メートル、高さ80センチから1メートル以上、奥行きはなんと15~20センチといったところです。エンジェルフィッシュが、方向転換するのにちょっとつらそうな幅でした。「水族画」という名前で特許もとっている技術のようです。お値段は数万円でしょうか。英語のウエブサイトありました。
http://www.byszh.com/en/gsjj.htm

2) 殺菌、除臭の靴箱。(写真中央、右)
お洒落な単なる靴箱ではないのです。電子制御で殺菌、除臭、気持ちよく靴が消毒されてしまう、という靴箱。お好みのメニューは制御パネル(右)で。さすがIT産業の裾野も広い中国です。しかし殺菌って、電子レンジみたいに靴をマイクロウエーブしちゃうのかな。でもそれじゃ靴が台無しですね。効果があるのか気になるところです。
お値段は写真のモデルが3,580元(49,990円)。セールスのおねえさんが値引きをするといって執拗に追いかけてきました。ごめんなさい、買うわけでないです。

HOBAの家具・インテリア、アメリカの水準からみてもけっこうなお値段。値引き交渉が当然あるんでしょうが、一般の人には高値の花でしょう。

Sunday, November 23, 2008

今日の一言@深セン: Bad things happen to good people…it’s not fair.




昨日の夜は中国人女性のJさんとと彼女の弟さんと4人で、江西省を本拠とするレストランチェーン「慈味堂」に行きました。このレストランは各種の体によい食材や薬味を使ったスープで有名なようです。注文したのは豚骨と蓮根を煮込んだスープで、喉や心臓によいとか。(写真中央)

写真左: ピーナッツと梅干(すっぱくない)煮込みでビール、カニ肉と玉子蒸し(プリンのようでした)
写真右: 鶏肉の赤唐辛子・ニンニク煮、スモークダック(鴨の頭までついてきた!!)、とうもろこしと松の実のソテー、高菜のような野菜炒め

夕食はJさんとの送別会でした。Jさんの旦那さんはアメリカ人Iさん。彼がうちのダーリンと9月に知り合い、中国語の全くわからないダーリンが一人でいる間、英語が非常にうまい奥さんのJさんがいろいろと助けてくれました。私が着いたらみんなで食事をしようね、と言ってたのです。が、Iさんは2週間前に急遽米国へ。食事がうまく喉を通らないので病院に行ったら、舌癌だという診断があって治療は米国ですることに決定したのでした。

Jさんは弟さんの手助けで、深センのアパートの荷物を故郷の湖南の実家とシアトルに出荷し、
今週金曜、Iさんのいるシアトルに向かいます。Jさんは「彼のご家族はとても暖かい、優しい人ばかり。Iも家族ととてもいい人。悪いことはいい人に起こる…なんて不公平なんでしょう。」

何といって慰めたらいいか、励ましたらいいか、言葉につまりました。まだ結婚3年目、Jさんにとっては初めて行くアメリカです。

12月初旬にニューヨークの有名な癌専門病院Sloan Ketteringで治療に入るそうで、「米国トップの医師がいるところだから治療は成功しますよ。1月半ばにニューヨークに戻ったらIさんの元気な姿を見に行きますね。」とJさんを力づけてHugして別れました。看病疲れしているかもしれない彼女を支えてあげたいと思います。

皆様、心温まるコメントをありがとうございました。遠く離れていても、皆さんの励ましの声が心強いです。
人生、山あり谷あり、いろいろあっても元気でいられることに毎日感謝したく思う今日この頃です。

Saturday, November 22, 2008

今日の一言@深セン: When in Shenzhen, do as the Shenzheners do.


When in Rome, do as the Romans doという諺がありますが、深センに置き換えて「この土地の習慣や文化に従いましょう」と思っているのですが…

1.バスと地下鉄をうまく利用する
市内から車で20分ほどちょっと離れたアパートにいるので、地下鉄が近くにありません。バスはいろいろと頻繁に近くを走っているのですが、どれに乗ったらどこにいくのか、それを調べるのに時間がかかりました。深センバス会社のサイトにルート表があり、漢字なのでルートを完全理解でき、数日前から利用開始。

タクシーが30元(425円)かかるところ、バスだと2元(28円)。途中で地下鉄に乗り換えても、プラス2元程度。地元の人はそんなやたらにタクシーに乗らないわけです。
時間に余裕のある時には私もバスに挑戦!バスでは疲れた通勤者らが寝こけていました。(写真)

バスには車掌のおねえさんが乗っていて、混雑した車内でもすいすいと動いて料金徴収をします。便利なのは、小銭がなくても日本のSuicaのようなカードが市内バスと地下鉄共通であること。車掌さんはハンドヘルドのカード読み機で料金徴収します。

2. 我先に乗ること、降りることに専念する

バスと地下鉄では降りる人を待たずに乗り込む人の勢いはすごいです。当然行列なんてありません。降りる人にぶつかってまで乗らなくても車内はガラガラなのに。
込んだバスや地下鉄だと私は降りるときが大変。(東京でもラッシャワーで遅れをとる人なので)

周りの人がどうするか見ていると、声もかけずに人の波をかき分け、ずんずんと出口に向かって進んでいくのです。どう声をかけるのか中国語を聞いて憶えようと思って待っていたのですが。

香港ではこうゆう時、広東語で「吾該」(ウンゴイ)といってましたがここではほとんど無言。若い女の子が明らかに降りそこねそうになって(たぶん)、おろしてよ~みたいに叫んだの耳にしました、通常はどうも無言突き進み型のようです。

3. ティシューを大目に持ち歩く

トイレに紙がない!と焦ることしばしばあり。高級レストランや高級ショッピングモールの一部以外では、備え付けトイレットペーパーがないのです。洋式トイレもないことが多く、洋式に慣れてしまった私はしゃがむのもツライ。

* ところでRoman(s)「ローマ人」(複数)ですが、ある都市の住民のことを言う場合、都市名+erが多いですね。Shenzhenerでいいのかどうか未確認ですがそれらしく聞こえるので採用しました。いくつか例を挙げます。東京とパリはちょっと違います。

New Yorker(s)、Londoner(s)、Hong Konger(s)、Beijinger(s)、Tokyoite(s)、Parisian(s)

Wednesday, November 19, 2008

今日の一言@深セン: When we grew tired of eating Chinese food every day, we tried something different.




深センは大都市なので、広東、潮州、四川、湖南、上海、江西など、様々な地方料理をベースにしたレストランがあって楽しんでいます。でも、いくら本場中華が美味しいからといって、毎日食べるとやはり飽きてきます。

ニューヨーク暮らしが長くなったからでしょうか、美味しいパンが食べないな、と思い始めて1週間。Jusco(Aeon)やカルフールのパンも試してみましたが、今ひとつ。それにチーズは全部プロセスチーズで、ひどい味。バターもヘンな味。輸入ものがほとんどなく、やはり香港に行った際に買うしかないようです。ダーリンは「パン欠病」にかかって重症。今週末は香港でフランス料理でも食べるか、という末期状況に。
「西洋」のパンでなく、なにかエスニックでいいからパンはないか。思いついたのが、インド系はどうか。ナンもあるだろうし、スパイスも恋しい。そんな話をある中国人にしていたら、彼女は新疆出身のイスラム教徒で、ハラルのイスラム系レストランがある地域がLuohu罗湖
(簡略形の漢字がぼけると思いますが)あるとのこと。(ハラルはイスラム教のやり方に則って処理された肉や食物。)

早速行ってみました。イスラムホテルという名前のホテルの1階にカフェテリア、2階にレストランがありました。パンの種類も、新疆パン、ナン、パチャティとありました。新疆パンは隣のテーブルの人が食べいたので味見をさせてもらいもらいましたが、固めの非常用パンのようなお味。そこで、ナンとチャパティを頼みました。

写真右: 羊肉のスパイスグリル焼き、楊枝に刺さって一口サイズで柔らかい。このスパイスが黒胡椒とカルダモン、クローブ、それによくわからないけど東洋的な風味もあって美味。

中央: 茄子と野菜カレー。確かにターメリックで黄色いのですが、インドカレーとは違った風味のマサラで大満足のお味。

レストランには西域から来ているような、ちょっと面長なウイグルかトルキスタン系男性が小さめの帽子で給仕をしていました。中国語での会話しか聞こえませんが、お客さんもウイグル系が多いように見受けられました。女性の場合、顔はほとんど中国人ですがちょっと面長。でも目の周りをくっくりと濃い目アイラインいれて、アラブ女性のような雰囲気。面白い発見でした。

Tuesday, November 18, 2008

今日の一言@深セン: A little English goes a long way, or does it??




2005年から2006年に香港に数ヶ月滞在したことがありますが、はじめて今回は深センに滞在してみて、つくづく思うことはここは本当に英語が全然通じないということです。香港はやはり「西洋」なんですね。東京だって香港のように英語が通じないし、そうゆう意味ではむしろ香港が異常なんですね。

でもあちこちに英語の文字はあふれています。しかも英語じゃないというか、笑い話じゃないの、これ、というか。 おや、座布団あげましょう!という英語が目につきます。
少しの英語でもすいぶんと役に立つ(A little English goes a long way)とはよく言いますが、そうかな~、逆効果かも、と思わされます。

Fresh the toilet please
おトイレ、新鮮に、お願いね~

No climbing Crashes carefully
登るな、注意して、衝突だ~!


Show mercy to the green lives under your foot
緑にご慈悲を、あなたの足の下で生きている

Sunday, November 16, 2008

今日の一言@深セン: Struggling artists make copies of great masterpieces.



昨日土曜日はお昼過ぎから、Dafen(大芬)油画村という地域に出かけました。深センの市内から北方にタクシーで30分くらいのところにあり、4平方キロメートルの地区すべてが画廊です。700店くらいがり、5000人以上の画家らが模造絵画とオリジナル絵画を描いている「工場」と絵画ショッピング・センターです。

ここは1989年に香港アーティストが商業ビルにスタジオを置いたことで、絵画を勉強する学生などが集まり、その実験的試みがアートセンター商業化に発展したという歴史があります。この地区には現代画家の美術館も作られ、地元の観光促進型商業プロジェクトのひとつとなっているようです。

オリジナル絵画もあるのですが、画廊の主流は模造絵画。ルネッサンスから印象派、近代、現代の中国アーティストまで、ほぼなんでもコピーが模造されています。人手によって、こつこつと模造しているわけで、ある程度は絵画の素養がないとできないわけですが、技術的には未熟なものばかりでした。

ダビンチのモナリザ、ゴッホのひまわりやアイリスが特に人気があるようで、どのお店に入ってもコピーがありました。クリムトも人気。ウオーホールの「マリリン」はシルクスクリーンのはずなのに、あれ、ま、油画になってしまってます。

また、肖像画を書くのが専門の人もかなりおり、インターネットで写真を送ると翌日には肖像画に仕上げて送付してくれる、というサービスもあるようです。写真中央は、そうした写真ベース肖像画を書いている若者らです。

価格といえば、大量生産のコピー品の小型絵画(30x30cm)は30元(425円)くらいから。(値段交渉前)
あるお店で気にいったオリジナル絵画の風景画(40cmx45cmくらい)の4枚、どのくらいで買えるか交渉し始めたら800元からはじまって最終的に500元と提示してきました。買いませんでしたが、まだまだ交渉の余地あり、とみました。

政府の肝いりなんでしょう、きちんとHPも整備されてます。
http://www.cndafen.com/main.asp
英語版
http://www.cndafen.com/enindex.asp

Wednesday, November 12, 2008

今日の一言@深セン: Commercialization of Mao Zedong, or is the restaurant championing Chairman Mao?




メニューが中国語しかないレストランに行きました。ダーリンが中国人の友人に連れられてしばらく前に来たところで、漢字が一応読める私がいればまた行ける!と思ったようです。これは誤算ではありますが、地元の人でにぎわう湖南料理のレストラン・チェーン店「老郷村」でした。

湖南といえば、毛沢東の出身地。このレストランのテーマは、毛主席と同じ出身地の衣家による郷土料理といったもの。衣家がほんとにいるのかは不明ですが… 郷土料理ですから洗練されてはいませんが、ここは鍋料理が中心。有名なのは大型の魚の頭の煮込み。卓上ガス鍋でみんなでつっつくもので、どのテーブルでもみんなそれを食べていました。(写真左)

食べるところが少なそうなので、私たちは「黄魚」のにんにく・唐辛子煮、衣家スペシャル豆腐鍋、空菜炒め、激辛春雨を注文しました。(写真中央) 湖南には海に面してないので、昔からの郷土料理といえばきっと川魚なんでしょう。この「黄魚」は15センチくらいの大きさで、白身でさっぱりしたお味。美味しかったのは豆腐鍋で、絹ごし豆腐にひき肉団子が中央に詰まっていて、豆腐表面がサクッと焼いてあってそれをニンニクと葱などで煮込んでありました。

出口の壁には、
「幸福感謝毛主席
翻身不忘共産党」
パイプのおじいさんが衣先生?

深センにはもうひとつ、湖南料理チェーンレストラン「毛家飯店」があり、こちらも6月に来たときに試してみましたが、ファミリーレストラン風でした。「老郷村」のほうがrustic と申しましょうか、その田舎臭さがなんともいえない感じでした。

Tuesday, November 11, 2008

今日の一言@深セン: The Great Firewall of China blocks many websites.

香港から目と鼻の先、1時間と離れてないのにやはりここは中国。インターネットのホームページがブロックされていてアクセスできない、ということがしばしばあります。と、ト、とんでもない、いかがわしいとか怪しいサイトを見たいわけではありませんぞ!

ちゃんとした会社や個人ブログなどです。Waga友さんのブログサイトもアクセスできないものがあります。日本のライブドアやニフティを使ったブログは大丈夫ですが、ExciteやMSN Japanのブログサーバーを使っているサイトはアクセス不可でした。
(米国系サイトがブロック対象として狙われているのかな??)

また、企業ホーム・ページでも米国YahooやGoogleのホスト・サーバー使って立ち上げているサイトはアクセス不可。IPアドレスでこうしたホストサーバーはブロックしているということです。これじゃ、中国でビジネスしたい海外企業は、自社サーバーでサイトをホストするか、ブロックされてないWebホスト会社のサーバーを使ってホームページを立ち上げるか、中国のWebホスト会社を使うか、ということになりますね。

Monday, November 10, 2008

今日の一言@深セン: You must bring your own shopping bag to a supermarket.


時差ぼけに加えて体調が悪く、やっと昨日から少しづつ街へ繰り出しました。今日は福田区(Futian Qu)にあるシェラトンホテルにある潮州レストランで飲茶をしました。あまりに美味しくて写真を撮るのをすっかり忘れて食べてしまったのですが、潮州料理をベースとしている点心で海老やイカを使ったもの中心に非常に質がよく、香港の広東本場の点心とはまた違った美味しさでした。デザート(写真左)は緑茶とミルクの重ねゼリーで、桂花(Osmanthus)の乾燥花が最上層に含まれていて絶妙に香りを加えていました。ジャスミンティーと6品を頼んで、サービス込みで135元(2000円くらい)。香港で食べたらきっと2倍近くになったと思います。

そのあと、周辺を少し歩いて廻りました。モダンなビジネス街と昔からの古いアパート群の下町風の生活が隣り合わせで混在しているのが印象的でした。シェラトンのとなりには大型ショッピングモールがあり、その中にはフランス系スーパーのカルフールが入っていました。早速入ってキッチン用品などを買ってレジに行くと、ここもやはりショッピングバックは有料。

深センのスーパーは無料プラスティックバックをどこも廃止しており、自分で買い物かごや袋を持ってこない場合、写真右のような買い物袋をレジで買わねばなりません。(野菜や魚・肉などのコーナーでは別途プラスティック袋をもらって品物を個別にいれますが) 

法律かどうかはわかりませんが、スーパーだけのようで、普通のお店やデパートでは相変わらず紙やプラスティックのショッピングバックに入れてくれます。

カルフールの持ち帰り袋には、「環保”袋”回家」と書かれていました。環境保全のための袋を持って家へ帰ろう、とでもいう意味かな??
ちょっとヘンな英語ですがFor a caring lifeとも書かれていました。

Thursday, November 6, 2008

今日の一言@深セン: I cannot speak Chinese! (我不説漢語)


米国大統領選挙が気になりながら飛行に乗りました。途中で機長からアナウンスがあり、President Obamaとなったことが確定とわかり機内は拍手の渦となりました。16時間の飛行を終えて、やってきました、香港。でも今回はすぐに深センに直行。

ダーリンがこの地でプロジェクトで仕事をすることになり、彼はもう9月からこちらで生活を始めていました。私はニューヨークで実に2ヶ月もひとり。結婚以来、3週間以上離れて暮らしたことがないので、この2ヶ月ははじめての長期不在となったわけです。初めの3週間はひとりで起き、ひとりでいること、ひとりで食事をすること、すべてが非常に不自然で、寂しい思いでした。が、慣れるっていうんでしょうか、独身時代が長かった私はけっこうその時代のパターンに戻ってしまいました。(女は強い?)

今日はまだ時差ぼけ、何もしてないですが、ちょっと買い物にでても、仮宿アパート周辺でも、全然英語が通じないのです。香港とは近くにありながら別世界。言葉をはじめ、香港では全く経験しない不自由さに囲まれていそう。

中国語できません!と友人に教えてもらってかなりきれいな発音で言うことができるのですが、これって逆効果のようで、ちゃんと話している、ということになってさらに中国語で話しかけてくる、ということに。幸い漢字が読めるので、最後は筆談、ということもしばしばです。

香港とのもうひとつの違いは広東語ではなく、共通語(普通話)。香港では漢字も旧式で複雑ですが日本人には読みやすいですが、ここはすべて簡略形なので逆にわかりづらいです。

写真) ジャスコのスーパーでは、生きた魚を水槽で売っており、これも自分でビニールにいれてレジへ。 

Monday, November 3, 2008

今日の一言@ニューヨーク: He’s got a way about Him.

昨晩は当地のWagaMama友人、おーいちゃんにお誘いを受け、マンハッタンにある日系教会において彼の講演と教会メンバーによるミニ・コンサートを聴きに行きました。おーいちゃんとは2002年ごろに一度ひょんなことからお会いしていたことも判り、WagaMamaがとりもってくれた偶然の再会となりました。

おーいちゃんはこれまでの人生を振り返って神の存在が感じられる出来事を中心に、クリスチャンになられた背景がよくわかるお話をされました。ロンドン、ニューヨークで駐在後、この地で駐在員から現地に根づく決心をされて、それまでと違ったまたいろんなご苦労があったんですね。

ミニ・コンサートは神を讃える歌が中心でしたが、ピアノ演奏のTさんがビリー・ジョエルの大ファンのためビリーの歌を「替え歌」としたものが印象的でした。She’s got a way about her というビリーの歌がありますが、このSheを全部Heに変えたのです。Heはすなわち、Jesusのことですが、驚くことにこの歌の意味がすっかり主を讃える歌に変身したのです。
歌の最後の2節だけちょっとご紹介してみます。

He’s got a smile that heals me
I don’t know what it is
But I have to laugh when he reveals me

He’s got a way about Him
I don’t know what it is
But I know I can’t live without Jesus anyway

神はどこにでもいて、いつでも見ていて下さる、そんなメッセージにあふれた集会でした。
おーいちゃんさん、ありがとうございました。

Sunday, November 2, 2008

今日の一言@ニューヨーク: Her songs brought tears to my eyes.


今年のハロウイーン(おととい10月31日)は穏やかな秋日和で気温は18度。昼間から仮装した子供も大人をあちこちで見かけて楽しんでお買い物をしていたところ、ソーホーのある有名レストランの前にパパラッチ(paparazzi)と野次馬の人だかり。(写真) ハロウイーンをニューヨークで過ごすトム・クルーズとケイティー・ホームズが食事をしているとのこと。出てくるところを待ってられないので私は帰途へ。

夜7時半、カーネギーホールでアメリカ人の友人と待ち合わせ。彼の奥さんは日本人で、彼女のために高橋真梨子のチケットをあるルートで入手したのに、奥さんが日本出張。急遽、私が代理出席となったのでした。ホールの前はほとんど日本。こんなに日本人がニューヨークにいたの??というくらい全部日本人。

2800人も入るホールはほぼ満席。オーケストラ席のステージから10列くらいは、JALパックで日本から駆けつけたファンの人たち。高橋真梨子がステージに立って挨拶を始めると、和気あいあいとステージと客席で会話まで始まってリラックスした展開でした。

そしてスタートは、「ジョニーへの伝言」や「5番街のマリー」。え、え、え、あれってペトロ&カプリシャスじゃなかった?(無知な私は彼女がペトロ&カプリシャスのボーカルだったとしらず…)
それからしばらく、全くしらない持ち歌がつづいたあとに「桃色吐息」。そして「別れの朝」も。なつかしいメロディーに刷り込まれたティーンから大学のころの自分の思い出がその歌声とともに戻ってきて、急に感傷的になってきました。目頭が熱くなる思いでした。

3回のお色直しをした真梨子さん、途中でナタリーコールのUnforgettableなどのナンバーをいれ、じっくり2時間20分。充実したコンサートでありました。
10時半すぎ、すっかり日本の記憶の世界からニューヨークの街に一歩でると、悪魔やら死神やらが闊歩しておりました。

私も友人もそれぞれ伴侶が出張中。ふたりで近くの焼く鳥屋に繰り出しました。日本語がかなりできる友人は非常に楽しんだ模様。私も目頭が熱くなるコンサートはひさしぶり。ちょっと最近おセンチになっているのかな。