Sunday, November 16, 2008
今日の一言@深セン: Struggling artists make copies of great masterpieces.
昨日土曜日はお昼過ぎから、Dafen(大芬)油画村という地域に出かけました。深センの市内から北方にタクシーで30分くらいのところにあり、4平方キロメートルの地区すべてが画廊です。700店くらいがり、5000人以上の画家らが模造絵画とオリジナル絵画を描いている「工場」と絵画ショッピング・センターです。
ここは1989年に香港アーティストが商業ビルにスタジオを置いたことで、絵画を勉強する学生などが集まり、その実験的試みがアートセンター商業化に発展したという歴史があります。この地区には現代画家の美術館も作られ、地元の観光促進型商業プロジェクトのひとつとなっているようです。
オリジナル絵画もあるのですが、画廊の主流は模造絵画。ルネッサンスから印象派、近代、現代の中国アーティストまで、ほぼなんでもコピーが模造されています。人手によって、こつこつと模造しているわけで、ある程度は絵画の素養がないとできないわけですが、技術的には未熟なものばかりでした。
ダビンチのモナリザ、ゴッホのひまわりやアイリスが特に人気があるようで、どのお店に入ってもコピーがありました。クリムトも人気。ウオーホールの「マリリン」はシルクスクリーンのはずなのに、あれ、ま、油画になってしまってます。
また、肖像画を書くのが専門の人もかなりおり、インターネットで写真を送ると翌日には肖像画に仕上げて送付してくれる、というサービスもあるようです。写真中央は、そうした写真ベース肖像画を書いている若者らです。
価格といえば、大量生産のコピー品の小型絵画(30x30cm)は30元(425円)くらいから。(値段交渉前)
あるお店で気にいったオリジナル絵画の風景画(40cmx45cmくらい)の4枚、どのくらいで買えるか交渉し始めたら800元からはじまって最終的に500元と提示してきました。買いませんでしたが、まだまだ交渉の余地あり、とみました。
政府の肝いりなんでしょう、きちんとHPも整備されてます。
http://www.cndafen.com/main.asp
英語版
http://www.cndafen.com/enindex.asp