Sunday, February 3, 2008
今日の一言@ニューヨーク: Underground Steam Pipes
マンホール近くから水蒸気が立ち昇っていることがよくあります。下水が温まっていて冷たい外気にあたって水蒸気になるのかな、これも冬景色の一部だわ、なんて思ってました。ところがこれ、地下に埋められた蒸気管からもれてくるものだったのです。
昨年7月18日、ミッドタウンで突然このパイプが炸裂し、地下から蒸気が吹き上げたニュースは日本にも届いていると思います。 あれは、地下蒸気管の爆発underground steam pipe explosionなんです。
地下に蒸気管があるなんて知らない人も多いことでしょう。 長いこと住んでいるのに、私もこの事故で初めてunderground steam pipeの存在を知りました。
マンハッタンには蒸気管が地下に張り巡らされており、しかも、その多くは1920年~30年代に施工されたされたとか。 蒸気steamはビルの空調システムに使われるそうで、あのエンパイアステートビルも蒸気を使った冷暖房システムだそうです。
この地下蒸気管、うちのすぐそばの道路にもかなり太いのが通っていることが最近わかりました。時々、写真のように余剰蒸気を抜いている風景に出くわします。夏だと蒸気が白く見えませんが、冬だともくもくと白い蒸気…
マンハッタンには電柱がないので、電気、電話線や高速ファイバーから、水道管、下水管、ガス管も、そして蒸気管までも全部地下に埋められているんですね。地震がないとはいえ、ちょっと怖い。