米国人って場所を構わず、大声で話をする人が多いです。 バスや地下鉄に乗っている時、歩きながら、またはレストランで食事をしている際、周りの人の声のボリュームがやたらに大きいから、いやでも会話が聞こえてしまいます。 聞きたくもない話が耳に入ってくるのも困りもの。 今日も地下鉄で、同僚らしき男女が延々と自分らのペットの自慢話。 マジソンスクエアで最近行われたドッグショーも見に行ったようで、ふたりとも熱心な犬好きのようでした。
嫌でも人の話を聴かされているのは私だけはないようで、街で耳に入ってくる人の会話を(もちろん)無断で掲載しているサイトがあります。
それは「ニューヨークで立ち聞き」 Overheard in New Yorkというもの。 Overheardは自然に耳に入って聞いてしまった、ということで、eavesdropping 盗み聞き(盗聴)とは違います。
この「立ち聞き」サイトで見ていて記憶に残ったヒドイ会話を紹介します。でも米国北部らしい一面で、いかにもありそうな嘆かわしい例。
A子: 南部出身の人は嫌い。
B子: 南部の人みんな嫌いっていうのはありえないでしょ?ひとそれぞれだし。
A子: みんなよ。 誰だって嫌いなことあるでしょ。たとえば、黒人が嫌い、とか、ユダヤ人が嫌いとか。 私は「南部人」が嫌い。
B子: それって、偏見じゃん。