Saturday, February 16, 2008

今日の一言@ニューヨーク: Art Shopping in Chelsea




今日はお天気がよかったので、チェルシーChelsea地区(9Av.~10Av、15~27 St)に行きました。この辺は、200以上のアート・ギャラリーが集中しており、見ごたえのある展示会に出会うことができます。 美術館と違ってギャラリーは営業目的ですから、Art Shoppingのふりをしていきます。
Shoppingとはいっても、私はWindow Shopping(見るだけ)です。

以前はソーホーSoHo地域にあった有名なアート・ギャラリーもほとんどがチェルシーに引っ越してしまいました。 2週間前にも行ったのですが、時間がなくて見られなかったいくつかのギャラリーを回りました。

今週で終わってしまう大物アーティスト、ロバート・ラウシェンバーグ Robert Rauschenbergの新作をまずチェック。Runts(小物たち)という展示会タイトルで15点くらいでした。なぜ小物なのか、というラウシェンバーグのペインティング作品としてはサイズが異例的に小さい、ということのようです。とはいっても、1.5 x 1.8メートルはあるんですが。 

彼が80年代からずっとあちこちで撮ってきた写真の中から数点を選び、コラージュにし、アルミ板にポリラミネート複写したものです。  この作品群、一点おいくらでしょう? 40万~60万ドル(4200万~6300万円)です。 しかし、全部にSOLDのマークがついてました。 やはり今日の米国アート界の大御所です。ギャラリーに行くと、小売価格がわかるので、これも美術館とは違った面白みがあります。 PaceWildensteinというのも最大手の画商のひとつで、チェルシー店のスペースも大きく、いかにもニューヨークのギャラリーという感じです。 同ギャラリーのサイトからラウシェンバーグのRuntsの作品を見ることができます。
http://www.pacewildenstein.com 

2週間前にいった際に気に入ったのは、ウオルター・マーチンとパロマ・ムノズのIslands(島)という展示会でした。 (写真左と中央)
奇妙な雪国の怪奇な様子をきめ細かい模型で作って、その模型を写真にとってアート写真展とし、さらに模型一部をスノードームとしてアート作品とする、というものです。 このスノードーム、揺らすと雪が舞い上がって、なかなかキレイでした。 でもひとつ、1万ドル(105万円)もするので、勝手に手を触れることはできず、ギャラリーのお姉さんに振ってもらいました。
http://www.ppowgallery.com/artists/WalterMartin-PalomaMunoz/index.html