Sunday, February 17, 2008
今日の一言@ニューヨーク: Unbelievable Tasting Menu of Sicilian Cuisine
昨晩は、イーストビレッジにあるシシリア料理レストランの特別イベントに参加しました。 シシリア島の山間にあるぶどう園・ワイン醸造オーナーの伯爵マダムが、料理教室も開催しているそうで、彼女がその宣伝のために行った企画でした。 イタリア料理に目のない私は、4コースに4種のワイン付き、というお試しメニュー、Tasting Menuに惹かれて飛びつきました。
小さなレストランには50名近くが集まり熱気ムンムン。4コースといっても、イタリア式の前菜、プリモ(第一主菜)、セカンド(第二主菜)、そしてデザートなのですが、この企画のすごさは前菜がさらに3種、プリモが3種、セカンドに3種、デザート2種とでてきたのです。タパス風に小皿に分けていただく、という趣向でした。
前菜は、いわしのパインナッツとパン粉詰め、ケイパーとオリーブの詰め物でくるんだカジキマグロとレモン風味リゾット、カリフラワーとアンチョビ、パインナッツのサフランソースのパスタ。このパスタはPerciatielliという種類で、ほぼウドンの太さ。このパスタは最高の美味しさでした。前菜のワインは、ブドウ品種シャルドネ系の白ワイン Regalealiの2006年もの。 ワインも全てマダムの伯爵家一族の土地のものです。
プリモには、トマトソースのパスタのナス巻き、サフラン風味の揚げライス・ボール、シシリア特産チーズの豚肉はさみ焼き。Regalealiの赤ワインで、シシリア特産ブドウ種のNero D’avolaから作った2005年もの。 軽めの赤でした。
友人の大和なでしこは、これだけでもうお腹いっぱい!とほとんでギブアップ状態。ですが、私はまだまだ、これから、というところ。 セカンドはヒヨコマメとなすのマリネ、牛肉トマトソースのパスタとグリーンピーの混ぜ合わせ、シシリア風ミートロー不にポテトケーキ。 ワインのほうは、Lamuri(やはりブドウ種Nero D’avola)2004年もので、こちらは深みがありました。
そしてマダムお得意のシシリア生まれのデザート、Cassata(このデザートのルーツは13世紀のアラブ文化にあるそうで、中世以後はシシリアの上流階級に好まれて広がったとか)、そしてオレンジ・クリーム入りドーナッツ。 デザートワインは、ブドウ品種マスカット系のDiamante D’almerita 2006年もので、すっきりした甘み。
これだけ食べて飲んで、チップをいれて85ドルの大満足!
シシリア島に行く機会があれば、マダムのお料理教室に数日いってみたいものだと思っています。 マダムのサイト(英語・イタリア語):
http://www.annatascalanza.com/Default.aspx?ch=110