Monday, September 15, 2008

今日の一言@ニューヨーク:Black Monday – is this the beginning or the end of a crisis?

この週末からWall Street関連ニュースでこちらは蜂の巣をつついたような騒ぎです。老舗のリーマン証券が破産手続きに入り、メリルリンチがバンク・オブ・アメリカに買収され、AIGも資金注入でリストラへ、というニュースはすでに弱体化している米国経済、市場にダブルパンチ。株価急下落、ドル安に拍車がかかりました。

日本の銀行はどこもリーマンへの貸出しを行っており、特にあおぞら銀行は4億6300万ドルも貸しており、これが焦げ付かないかが心配でありましょう。

2週間ほど前、元クリントン政権の財務長官だったルービン氏とソマーズ氏があるインタビュー番組で、「大恐慌に次ぐほどの経済悪化が、今、米国に迫っている」と発言していたことを思い出して、今日は私も気分がどうもよくありません。

この春にやはり老舗ベア・スターン証券の破綻と政府救済策があり、サブプライム問題による金融業界の弱みは露呈され、あれで山を越えたのか、なんて思ったのは全くの誤解でした。あれは氷山の一角だったのですね。

金融危機、今日からまた新たに悪化が始まるのか、これで悪い膿がかなりでて終焉に向かってくれるのか。