Sunday, September 21, 2008

今日の一言@ニューヨーク: There are butterflies in the stomach.




大勢の人前で話をすると緊張します。私は地元のトーストマスターズというスピーチをするクラブに所属してます。慣れてはいるものの、やはり人前でスピーチする際(特に英語でする場合)はドキドキします。はい、今日の一言、びっくりされましたか。これ蝶がおなかにいることではないです。英語では、緊張して心臓ドキドキ、胃がキリキリするようなことをbutterflies in the stomachと表現します。

そんなことを考えていて、昨日は本当に蝶に遭遇。(写真上)
この蝶はMonarchという種類で北米と南米を移動するという信じられない蝶です。冬をメキシコで過ごし、3月ごろに一斉に北米の五大湖からカナダに向かって移動し、北米の夏で産卵、孵化。そこでその世代は死に絶えます。そして新しい世代が北米で春から夏に育ち、今度は秋になってメキシコの故郷で冬越えに帰ります。そのルートの途中、9月半ばごろニューヨークに大量にやってきます。ジェット気流に乗るんでしょうか、何千キロの旅をするという蝶です。しかし、どうやって前世代の住んだメキシコに帰れるのか。科学者らはその研究をしており、遺伝子探しも始まったようです。

ニューヨークで9月半ばに見られることが多く、年によってその数は様々。今年は非常に少ないみたいです。2001年9月、911直後には大量にこの蝶がヒラヒラとバッテリーパーク周辺を舞っていました。

私のおなかのbutterflies、スピーチ前にこれを克服するのは、一に練習、二に練習。今日は定例のトーストマスターズの会。私は司会役なのでそれほど緊張はしてないですが、それでも話のまとめ方を練習しなくちゃ。

ご参考)Monarchの移動についてのHP:
http://www.learner.org/jnorth/monarch/
http://www.monarchwatch.org/