Wednesday, July 9, 2008
今日の一言@ニューヨーク: …in sickness or in health, to love and to cherish 'till death do us part."
いつもニューヨークタイムズ紙(NYT)日曜版を買うと、分厚いのでその一週間かかって読んでいます。週日はオンラインで記事チェックすることもありますが、やはり日曜版は手にとっていろんなセクションをじっくり読みたいのです。
政治、社会、ビジネスなどのまじめな記事に疲れると、私は結婚のお知らせページ(Weddings・Celebrations)で和みます。日曜版にしかないものです。しかし、地方紙での慣習がNYTほどの大新聞になっても、このお知らせセクションが残っているのには感心します。でもニューヨーカーでも実際に知り合いが載ったのを見るのは、極めて少ないはず。このページに載る人は大物かその子弟、マスコミ関係など、または普通の人でもかなり前から原稿と写真を提出してパスした人のみ。私の経験では、これまで10年間で、以前面識のあった知り合いでこのページに登場したのは4名でした。
知り合いや友人が登場するのはほとんどありえないわけですから、なぜ私がこのページを欠かさず見るか? というと、う~ん、なぜなんでしょう。A) 何かのご縁で結婚に至った人たちの顔写真みるのがなんだか楽しい、B) お知らせの中には記事化されたものがあり、詳細にその出会いや試行錯誤、そしてゴールイン、といったストーリーが書かれている、そんなところでしょうか。
今週日曜日の記事化されたカップルは、ベストセラーThe Nanny Storiesを書いたNicola Kraus嬢でした。希望をもって「私は愛されているだ!」と自己暗示をかけてお相手を探し始めてから、急に彼女に幸運の女神が微笑み始め、デートから2年弱、ゴールインしたのだそうです。
一般の人でもロマンスの経緯が「小説」のようにすごい人もいて、小説を読むより楽しいこともありです。前週の記事化されたコラム(右)では、50代のふたりでしたがまさに「小説」。
かいつまんで話しますと、彼女のほうは20代で離婚しますが、その元夫の弁護士と一件落着後に恋に落ちる、そして婚約をするがやはり破棄して別々に。そして3年前にまたふたりは出会って意気投合、ここでやっとゴールイン。
今日の一言は、「この世に生ある限り、ふたりは愛を誓い合います」 のカトリックの結婚の誓いの一部。
To have and to hold, from this day forward, for better, for worse, for richer, for poorer, in sickness or in health, to love and to cherish 'till death do us part."
The Nanny Storiesは映画化されてますが、邦題は「ティファニーで子育てを」のようですが、未公開のようです。