昨晩(5月28日)はついに2時間もテレビを見てしまいました。中学生を対象とした「全米スペルコンテスト」決勝大会(Spelling Bee)が放送されたからです。素人が芸を競うAmerican Idol(アメリカン アイドル)やAmerica’s Got Talent(アメリカの才能発掘)という番組がこちらでは人気ですが、私はどうもこうゆうのは好きではなく、素人がでてくる番組は年に一度のこのスペルコンテストだけを見ることにしています。隠れたヒット番組でもあります。
全米から予選を勝ち抜いた11人の中学生らが、信じられないような単語のスペルをすらすらと答えます。審査員が単語を発音し、競技者は1)その単語の意味と語源、2)用法、3)別の発音の仕方があるか、という3つの質問しかできず、そうしたヒントから綴りを言い当てねばなりません。
例えば、
審査員(発音する):マーセナス (と私には聞こえる)
競技者: マーセナス、それはどうゆう意味ですか
審査員: 文学や芸術などの支援者、パトロンのことを指す
競技者: 語源は?
審査員: ラテン語
競技者: 別の発音がありますか?
審査員: 現在の英語発音はマーセナスのみです
といった具合です。
う~ん、マーセナスってメセナのことじゃないのかなあ、とは連想したのですが、英語の綴りは?? 私に分るわけない!
はい、正解は maecenas
これは易しいほうです。 isagogeだの conchyliated、 psittacosis なんて一生に一度も使わないような単語を言われても… という世界です。
最終戦には11人、そのうち7人がインド系というのも驚きでした。そして優勝者は、インド系の13歳の女の子でした。
詳細にご関心のある方は、http://www.spellingbee.com/