Saturday, May 16, 2009

今日の一言@イスラエル: Sights, sounds and tastes of Israel




異国に行くとそこで見るもの、聞く音、マーケットの匂い、そして地元料理の味は新鮮です。イスラエルに行くたびにその太陽光線の強さと光りの透明感に感動します。地中海沿岸独特のものなのかもしれません。

セザリアのあと週末はハイファに行きました。首都テルアビブから電車で1時間弱ほど北にあり、海岸からすぐに丘とカルメル山で起伏のある地域で、比較的緑の豊かな町です。テルアビブはBeach Cultureといいますか、町が海岸に沿って発展して平坦な赤土っぽい乾いた緑の少ないところです。ロスアンジェルスのイメージに近いと私は感じています。一方、ハイファは丘と山の起伏があって景色に変化があります。

ハイファにはバハイ教の本山があり、山の中腹に巨大なバハイ庭園とドームが作られています。庭園には信者しか入れませんが、山頂近くの入り口部分は観光客に開放してドームを見下ろすことができます。(写真左) バハイ教は19世紀半ばにペルシア(現在のイラン)で始まった宗教です。(ご関心のある方はバハイの日本語サイトへhttp://www.bahaijp.org/nsanew/index.html)

月曜日にテルアビブに戻って、1930年代のバウハウスの建築様式の建物などを見て歩いたあと、食品や雑貨を売るマーケットに行きました。私はなぜかどこに行っても、日常的に庶民が買い物をする雑然としたマーケットが好きです。さまざまな香辛料、新鮮や野菜や果物、お肉屋や魚屋などがところせましと並び、威勢のいい声があちこちで響いていました。(写真中央)

12日火曜日の夜は、イスラエル交響楽団(Israel Philharmonic Orchestra)の演奏を聴きに行きました。ちょうどEU発足記念日であるヨーロッパ・デーにあたり、ニューヨークフィルで活躍したKurt Masurの指揮による特別公演でした。(写真右) Masurは82歳ですがダイナミックに指揮をしていました。ただ、演奏時間は1時間弱と短く、メンデルスゾーンの交響楽No.4とベートーベンのNo.7のみ。アンコールもありせんでした。コンサート前にMasurのことをググッたら奥さまは日本人。偉大なマエストロの公式ウエブサイトには家族写真も沢山載っています。