Saturday, May 2, 2009
今日の一言@パリ: May Day is still alive in Paris.
5月1日といえばメーデー。フランスでは死語ではないところが、驚くべき現実であります。今日はお天気にも恵まれて、サンジェルマン通りには様々な労働組合員とその家族、失業者から平和主義者、社会主義者、共産主義者、そして単なるお祭り気分の人まで、行列を作ってデモをしていてすごい人出となりました。物々しい警備の機動隊が要所にいましたが、全体的には仲間や家族全員でプラカードの後をついて大通りを行進するといった雰囲気でした。
メーデーですからやはり社会党系組合と左派団体が中心で、「サルコジを阻止して新しい欧州を!」とか「給与安定と失業対策を」といったプラカードが目立っていました。チェゲバラの顔が印刷された赤い旗もひらめいたりして、なんだか60年代の映画でも観ている様でもありました。
日曜日も半日は営業しているスーパーやお店までほぼ全部閉店。一部のパン屋さんや薬局が営業といったように、クリスマスやお正月の休日と同じくらいにお休みも多かったことも驚きでした。従業員が組合にはいっているのかあ、やはり。
そして一方では、町のあちこちには、路上で花や古本を売ったり、アーティストが画やイラストも売っていました。今日は一般の人が許可なしで街頭で自分のものを売ってもよいという話でした。すずらんを売っているスタンドがとても多く、その可憐な白い花と香りでパリは満ちあふれていました。さっそく私もすずらんを買ってその香りを楽しみました。(写真右)