Sunday, April 20, 2008

今日の一言@ニューヨーク: Sunday picnic under cherry blossoms


今週末は絶好の花見日和。日曜日はニュージャージー州の友人に連れられて、桜が1000本以上もあるBranch Brook Parkに行ってきました。1926年、地元の富豪Caroline Barmberger Fuld夫人が寄贈した桜の苗木がこの公園の桜の始まりです。Fuld夫人はワシントンDCに行った際、ポトマック川沿いの桜を見て感動。28種の桜の苗木2050本を寄贈したのだそうです。そのうち生き残ったものが今では半数強と言われますが、老木となって毎年、美しい花を咲かします。現在、新たに苗木の寄贈キャンペーンをしており、2010年までにさらに2,000本を植えようという計画があります。実現すれば、全米で桜の木が一番多い場所になるのだそうです。

Fuld夫人の兄のLouis Barmbergerはニューヨークでデパートを成功させた人物で、彼女は兄の会社のNo.2のFuld氏と結婚。Louisは、1929年にMacy’s(メーシーズ)にビジネスを売却して引退し、妹とともに慈善家として余生を過ごしたようです。

公園のCherry Blossom Festivalでは日本の太鼓や野点なども企画され、屋台でホットドックやピザなども売られ、日曜日は多くの家族連れでにぎわっていました。ピクニックテーブルも設置されているので、米国人も昼食を持ち込んだり屋台で買って家族で楽しんでいました。桜の木の下でゴザを敷いてピクニック、というのは、やはり日本人グループでした。

写真: ピクニックテーブルでくつろいで桜を楽しむ人々
日本人はやはり桜の下に座ってピクニック
八重桜はまだつぼみ(ですが、マンハッタンのうちの近くでは満開!)

写真に紙で作ったヘンな人形が入っていますが、これは「スタンレー」という名前の紙人形。カリフォルニアに住む親友の娘さん(小学校2年生)の学校からの宿題のお手伝いのためなのです。彼女は「スタンレーの旅」という課題を与えられ、遠くに住む友人にスタンレーを2週間預けてスタンレーにいろんな経験をさせるのです。私たちは、スタンレーのアドベンチャー経験の写真にとって、何をしているかの話を書いて彼女に送り返す、というものです。これって、誰の宿題よ!というくらい、「友人」への負担の大きいプロジェクト。それでスタンレーは日曜日に花見をしたのでありました。