Tuesday, April 8, 2008

今日の一言@ニューヨーク: The stop-loss order

昨晩は久しぶりに映画館で映画を見ました。中国製海賊版DVD購入やレンタルDVDの利用が増えて、すっかり映画館から足が遠のいていました。そんな人が多いのか、水曜日の夜の映画館はがらがら。

見た映画はStop-Lossという題名で、イラク戦争に行った若い兵士らの話です。stop-lossは軍隊用語で、強制的に軍役を延期させられる命令のことを指します。主人公のテキサス出身の若い兵士ブランドンは、イラク戦争従軍3回のベテランで手柄も立て、やっと従軍期間が終わってこれで故郷に戻ってこれると思ったやさき… 「強制軍役延期命令」を受けました 

ブランドンは、「冗談じゃない!こんな意味のない戦争はもうたくさん。絶対にもう行かないぞ」という決心をしていろいろと模索。同じ兵士仲間と家族との関わりを通してブランドンの葛藤が描かれます。 

シナリオを監督はキンバリー・ピアス。Boys don’t cry (ヒラリー・スワンク主演)の作者・監督です。私にとっては反戦映画とは言えないものでしたが、右翼の方にはきっと反戦映画と映るでしょう。

矛盾だらけのイラク戦争。悲劇はこうした若い兵士だとあらためて痛感しました。