Thursday, February 26, 2009
今日の一言@ニューヨーク: Opening nights at the renovated Alice Tully Hall
昨晩(24日火曜日)はリンカーンセンターのアリス・タリー・ホールへ室内楽団(Chamber Music Society of Lincoln Center)コンサートに行きました。同ホールは2年以上にわたる大改造工事を終えて今月からオープン。22日から1週間ほどOpening nightsとして同ホールをホームベースとする室内楽団コンサートが続きます。
昨晩の演奏は、Johann G Goldbergのトリオソナタ C major、メンデルスゾーンのフーガE-flat major、それから近代にはいってAnton Webern のSix BagatelleとHugo Wolfのイタリアンセレナーデ。そして今回のオープンを記念して3人の現代作曲家(G Tsutakis、Yan MareszとWilliam Bolcom)による新作3曲の世界初発表(the world premiere)と続きました。最後のとりはベートーベンの7重奏E-flat major。解説で読んだのですが、このベートーベンの曲はモーツアルトのDivertimento in D major(K334)をモデルにしたと言われる作品だそうです。確かに知らないで聞いたらモーツアルトの曲かと思えそうでした。
3年前にリンカーンセンター室内楽団のシーズンチケット4枚セットを購入したことから、毎月のように案内書とボランティアからの電話がきており、一度掴んだ客は逃すまいという熱心なお誘いなんで、今回のオープン記念公演くらいは行ってあげよう、と思った次第です。しかも、大スポンサーがトヨタで、記念公演チケットは一律25ドル、という破格な価格。(通常は40ドル以上)さらに、コンサートの後は、シャンペンメーカーからの寄付によるシャンペンを全員が飲める、というサービスつきでした。
月曜日に帰ってきたダーリンと久しぶりにニューヨークの夜を楽しみました。が、彼は時差ぼけで半分くらいスヤスヤ。あ~、もったいない!
トヨタさん、シャンペンメーカさんに感謝。でも、室内楽団コンサートはいつ行っても客層は平均年齢が60~65歳くらい。我々が若造に見えてマイノリティー、ということは、20年後、30年後にはどうなっちゃうのかあ、と他人事ながら心配であります。