Friday, December 12, 2008
今日の一言@深セン: They would think I’m an ABC.
昨晩はマレーシア華僑がオーナーのレストランでマレーカレー定食を食べました。薄いサラッとしたChapati、ココナッツ味のご飯も美味でした。(写真)
ダーリンとふたりでお店やレストランに行くと、みんな一斉に私のほうを向いて中国語で話しかけてきます。English, Pleaseと彼らにもわかるように英単語を並べていうのですが、もちろん英語の出来る人はほとんどいないので、お構いなしに私に向かって中国語で話を続けます。人によっては、非常にゆっくりと速度を落として話してくれるのですが、わからんもんはゆっくり話してもらってもわからん、ごめんなさい、です。
実は昨年、ニューヨークのChina Instituteというところで5ヶ月ほど週一で基礎中国語を習ったのですが実際にはなんの使い物にならず。耳で聞いてある程度の数字がわかる、書いてあれば文の構成と意味が多少わかる程度。
中国人なのに中国語を話せない困った奴と思うのか、クスクスと苦笑いをするか、こいつ一体なんだ、失礼な奴だと睨まれるか、私はけっこうツライ立場に立たされています。他人事だと思ってダーリンは笑って皮肉な発言。
I’m excused because I LOOK foreign. But you, June, you’re a traitor! You look Chinese, but don’t speak Chinese. You’re with foreigners too long.
(僕は「外人」に見えるから許されるけど、Juneは裏切り者だよ、きっと。中国語ができない中国人に見られてるよ、長いこと外国人とばかり一緒にいた人ってね。)
Traitor(裏切り者、売国奴)ですか、ちょっと、ちょっと、それはないんじゃないの。君のために私はこんな地の果てにきたのよ、忘れないでよね!です。
でも、そこは慎ましい日本人妻の私(ウソウソ)、むきになるのはやめました。
They would think I’m an ABC. Maybe I’ll just say, Wo Shi Riben Ren! (我是日本人)
American-born Chineseを略して ABCというスラングです。中国語が出来ず、お箸もうまく使えない中国系3世、4世のことをいいます。決していい意味ではなく、米国では冗談や揶揄を込めて使うことがあります。
今日から「我是日本人、不説漢語。」と書いた紙を持って歩くことにしました。筆談に入るのが早くなりそうです。