Wednesday, May 5, 2010

今日の一言@深セン: How to spot fake antique pieces.




香港からEast Rail Line(東鐵綫)に乗って、約40分、34キロほど走るとLouhu(罗湖)駅に着きます。そこで香港側税関を抜けて、橋をわたって中国側税関を通過すると、深センの街にすぐに入ります。この2年で、何十回も橋を渡ったので、私のパスポートは香港と中国のスタンプがベタベタとついてしまって、余白のある残りページ数も少なくなってきました。

先週末から深センにおり、久しぶりにあちこち見て回りました。以前、ハイウエーから「古玩城・茶都」というビル看板を何度か見て気になっていたので、週末に行ってみました。ここは、骨董・古美術店とお茶・茶具販売店が何百と入っている2階建ての円形建物群でした。さらに、その円形構造物の中庭(甲子園の半分くらいの広さでしょうか)では、何百か何千か、という露天骨董品屋が、それぞれ一畳くらいの敷布の上にバザーのように骨董品を載せて売っていました。その規模の大きさと品物の数は圧巻です。

古い壷や皿(破片まで売っている!)、宋や唐の時代に埋葬品として埋められていた(はずの)調度品や像、または、18世紀とか20世紀の間の古い掛け軸や古本、宝石(主に翡翠)や調度品用の石、家具などなど。

どれが偽物か、どうやって見分けるのか。私には偽物と判断することはできませんが、どれも臭いんじゃないの??と疑ってしまいました。古い木のように見せる塗料や傷の後付けがはっきり見えるものがあるし、調度品やお皿のかけらには、土から取り出したように赤土がぬってありますが、どうも不自然です。私とダーリンは好奇心から、いろいろと手にとって見せてもらったのですが、首をひねるものばかり。高いものでも5000円、1万円くらいからふっかけてきますので、まあ、こりゃ偽物と思って楽しむほうがいいのでしょう。

もちろん、何も買いませんでしたが、こんな大規模な市場をつくっちゃって、こんなに多くの人がお店と露天を出しているのに、観光客は全くおらず、地元の人らしきお客がちらほらで、閑古鳥が鳴いていました。深センは、妙なものがある街です、ほんと。