Monday, August 3, 2009

今日の一言@ニューヨーク: Stone by Stone, the making of a cobble stone road.



今年の夏はニューヨークも異様なお天気が続いています。ずっと涼しくて過ごしやすい7月でしたが、この2週ほどは豪雨、雷雨にしばしば襲われています。

そんな中、うちのご近所では昔ながらの石畳の道の修復工事が大詰めです。ひとつひとつ、石を敷いていく作業です。19世紀から1930年代のマンハッタンの大通りは、石畳の道の上を馬車が走っていたんでしょう。でも、今はすっかりアスファルトが敷かれて、昔の石畳の道はダウンタウンのソーホーとトライベッカの一部に残っているくらいです。長い間、放置されてきて石の状態がよくない、またはアスファルトとのパッチワークとなった道も多くあります。この数年、大掛かりな修復工事の案がでていました。

石を敷いていく作業は、もはやニューヨークには職人がいないそうで、写真のご近所の仕事にはポルトガル出身の職人さんが雇われたそうです。彼らは南米出身労働者らの指導もしながら、石畳を敷いていきました。一日の作業で500平方フィート、約 46平方メートル。2ヶ月経って200メートル近くの道がほぼ整備されました。大変な作業です。

ニューヨーク市がどのように予算を取れたのか。美化はよいことですが、納税者としてはいくらで石畳復元が出来るのか、知りたいところであります。