Sunday, January 23, 2011

今日の一言@香港:Auspicious foods, signs and happy colors



アレ、もうEaster Bunnyがでてきたの?と立ち止まって、はっと気づいたら、Chinese New Yearか!旧正月が来週に迫っているのでYear of Rabbitのうさぎの飾りつけでした。香港のブランド店が立ち並ぶショッピングモールのうさぎは、どうもウサギ年のイメージからほど遠い姿です。

今年の旧正月は2月3日。1月30日の週末から2月8日までは春節休暇で、中国本土のほうは民族の大移動となります。香港の人は、海外旅行に行く人も多く、日本のゴールデンウイークみたいな面もあります。一方、お正月にはギフトを送ることが多いようで、日本のお歳暮のようにお菓子やフルーツ、縁起のいいお正月の食べ物がパッケージされて売られています。子供たちはお年玉をもらえるので、文房具屋さんやスーパーにも赤いお年玉袋が沢山並びます。そして、レストランにも銀行にも、スーパーにもあちこちに恭喜發財、年年有餘と書かれた垂れ幕、赤い提燈やらが飾り付けられています。そうそう、たわわに実った金柑をびっしり付けた金柑の木、これも人気の飾りつけです。たしかに、黄金の小判のなる木みたいに見えます。

旧正月の時期に香港、中国にいたことはなかったので、今回は香港のレストランでおめでたい、縁起のいい食べ物づくしの特別メニューを、と思っていくつかのレストランに電話をしたら、もう満席でどこも予約がはいらないという状態でした。ああ、すっかり出遅れました。

Monday, January 10, 2011

今日の一言@香港: My new year resolution


12月下旬から年始まで東京の実家に行ったのですが、春のような香港から行くと東京の寒さはつらいものがありました。もともと、極寒のニューヨークから東京に行っても、東京の古い家での冬は苦手です。部屋を暖房していても、トイレやお風呂場が寒いからすぐに風邪をひいてしまうのです。長年、アパート全体が暖房ポカポカの生活に慣れてしまった私は弱体化しているので、東京ではしっかり風邪をひきました。

鼻水、くしゃみの中、ご近所のお寺で除夜の鐘をつかせてくれるというので、ダーリンと一緒に30分ほど並んでGong!と祈りをこめて打ってまいりました。今年はやるぞ! え、何を?

ということで、「5年運用日記」を初めて買って元旦から記入を始めました。3年、5年、10年とあったのですが、ひとまず5年でやってみようと、これが私の新年の抱負です。長期運用日記って日本にしかないアイデアです。「2年前のお正月ってどこにいたっけ?なにやったっけ?」なんて会話をダーリンとしたのがきっかけで、日本には10年日記とやらがあるからそれをつければ、ほいほいとすぐにわかるな、と思ったわけです。

毎日、数行でいいから大丈夫だわ、と久しぶりにペンを持って紙に向かうと、やはり漢字がうまく思い出せない、書けなくなっている、という衝撃の連続です。だからこそ、やるぞ、今年から!
3日坊主の壁は既に破りました。5年後はすごく遠いような、近いような。。。空欄の5年後を眺めてちょっとスリルを感じます。

Monday, December 6, 2010

今日の一言@香港: The growing influence of the mainland is inevitable.


英字新聞のSouth China Morning Postに、今朝、目を通していたら、「世界各地のチャイナタウンでマイノリティーになりつつある広東語」という記事がありました。最近、ロンドンのチャイナタウンの中華レストランでは、中国本土標準語(普通語:Putonghua)しか話さない人ばかりが目立つ、というもの。メニューの漢字まで簡体字になっている、と香港人は驚いたということです。一昔前までは、圧倒的に香港を含む広東省出身の広東語と広東料理が、海外チャイナタウンの「中国語」と「味」であったのに、今ではどんどん減っているとか。

そういえば、ニューヨークもマンハッタンのチャイナタウンでは広東語が主流ですが、クイーンズで10年くらい前から大きくなった新チャイナタウンは普通語であったことを思い出しました。

ロンドンは、英国領であった香港とその周辺からの移民が主流だった時代が長かったでしょうから、この変化は香港人には心理的に大きいだろうと想像できます。こんなところにも中国本土からの変化の波が押し寄せているのか。。。

香港では、今、大金持ちの中国本土の人が買占めて不動産価格をつりあげ、学校でも普通語での教育が始まるといった変化の中で、香港人はそのアイデンティティに敏感になっているように思えます。私も2005年に初めて来た時より、町で普通語を話す人をよく見かけるようになった気がしています。

日本ほどではないですが、香港は少子化が進んでいます。一方、中国本土から子供を産みにくる中国女性は増え続ける。。。香港パスポートを子供に与えたいのです。香港の病院では、その制限を始めたと聞きます。確かに、これはちょっとした脅威ともいえるかもしれない。

今日お昼に食べた鵝髀瀬、ここの焼鵝は自家製秘伝の味です。中途半端な美味しさではないんです、これ。凍奶茶(アイス・ミルクティー)と典型的な香港式ランチで43ドル(458円)。北京ダックよりずっと美味しく、こんな安いものが香港からなくなったら、どうしよう。

すでに海外チャイナタウンのレストランでは、広東語と普通語の逆転が起こっているという記事で、考えてしまいました。日本人の私にはよくわかりませんが、なんか、がんばれ、広東語!広東料理!といいたくなるような、一日でした。

Friday, December 3, 2010

今日の一言@深セン: I told you so.













だから、言ったでしょう!
これは禁句にしよう、と私は決めています。が、もちろん、頭の中では何度ダーリンにつぶやいたことでしょう。

2006年に「中国に行くぞ~」と言い出してから、ダーリンは本当に仕事辞めて2008年に来てしまいました。言葉もわからず、私のように漢字のおかげで地図やメニューくらいは読めるわけでもなく、人脈もなく、あなたどうするの?という素朴な疑問を全く気にせず、それから2年、まあ、いろいろありました。最初に中国語を少しでも勉強したらいいのでは?と私は言ったのですが。

そして先週、「僕、中国語の集中講座に行く」と言い出し、深センの学校に1ヶ月だけ行ってみることになりました。
そうよね、だから言ってでしょう、が口からでそうなのを押さえて、That’s great!  
そうです、豚もおだてりゃ木に登る、ああ、ダーリン、早く木に登ってね。

先週は私も深センで、ひさしぶりに湖南料理レストランに行きました。豚バラ肉を肉まんのように白い包に挟んで食べる(右)、鴨肉の唐辛子和えをこれも茶色っぽいパンみたいな皮に包んで食べる(左)と似たものになってしまいました。ここは英語メニューがないので、私がオーダーしました。が、漢字をみて、豚肉か鴨肉かはすぐにわかりますが、どうゆう調理なのかは私にはさっぱりわかりません。中国語しかできないウエートレスに聞いても、全くわかるわけがない。というわけで、料理が出てこないと、どうゆうものかわからないスリルがあります。

ダーリンはEveryday is an adventureとか言って楽しんでいます。「来年はこのメニューで注文できるように、がんばってね~」と言ってみたものの、彼には漢字は無理かな。せめてウエートレスと会話をしてもらって、私の漢字力と彼の会話力でばっちりの注文、という夢を描くことにいたします。

Saturday, November 20, 2010

今日の一言@香港: A real professional transcends every boundary.


昨晩、11月19日夜、香港における「坂東玉三郎日中版崑劇、牡丹亭」の初日公演に行きました。つい最近までの東京公演を終えて、香港ではこの週末に3公演のみがあります。私が1ヶ月前に券を買おうとしたときは、ほぼ完売でした。なんとか少し中央を外れた席をゲットし、とても楽しみにしていました。

牡丹亭は明時代に書かれた伝統的中国戯曲の代表作。非常に長い作品で、全部やったら一週間以上はかかるというものですが、通常、その中の数シーンが公演されます。玉三郎さんが監督、主演をした今回の公演は7シーンからなり、公演時間はほぼ3時間(休憩2回含む)に及び、1シーンを除いて彼は出ずっぱりでした。牡丹亭のヒロイン、杜麗娘は16歳、それを60歳になる玉三郎さんがすべて中国語で演じたわけです。そして、せりふだけではなく、非常に中国的なメロディーで歌がはいり、Chinese operaといわれる所以ですが、これは歌舞伎の女形での実績に加えて相当な訓練が必要であったことでしょう。

結論から言って、感動!日本人として、涙がでるくらいの誇りを感じさせてくれました。
まず、全ての限界、全ての垣根を乗り越えた、素晴らしい挑戦という点に感動させられます。そして、当然、妖艶な美女を演じきり、そのオーラに会場が包まれていくことに感動します。3時間後の幕が下りると、香港の観衆は大歓声、大喝采、スタンディングオベーションで3回のカーテンコールとなりました。

実は、私は初めの2シーンでは、どうも玉三郎さんの日本舞踊的な動きがゆったり、もったりして、崑劇の役者の動きの中で浮き上がっているような気がしました。うまくブレンドするのかあ、いっそのこと着物で登場してビックリさせたほうが面白かったかな、という不謹慎な印象を持ちました。が、3シーン目で、話の展開が変わって杜麗娘が恋に悩んで病気になるあたりから、歌舞伎的な微妙な首の曲げ方と肩や腰の動き、アンニュイな動きが、なんだかすごい迫力になり、圧倒的なオーラを出し始めました。そこからは、もう、ぐいぐい、玉三郎の世界に引き込まれたといえましょう。

文化革命の影響で、中国戯曲では女形が廃止になってしまったそうで、玉三郎さんは昔の伝統的な崑劇を復活させるため、若手女形の育成にも力を注いでいるそうです。牡丹亭は、上海の万博をはじめ、中国で公演をしてきたわけですが、玉三郎さんは自分の出演料をとらないそうで、それも伝統的中国戯曲の復活への支援のひとつだということです。素晴らしい日中文化貢献で、これにも大拍手です。

Wednesday, November 3, 2010

今日の一言@香港:How do we get there?




10月15日からまた香港と深センに来ています。あっという間に11月となり、今年もまた残りが少なくなりました。こちらは日本の春のように過ごしやすい冬です。いろいろありましたが、この春からひとまずダーリンの仕事も香港ベースになり、私もしばらくここに片足、ニューヨークにも片足、渡り鳥です。

冬の香港は湿度も下がり、からっとしたお天気の続くので、乗り物に乗ってあちこちに行くのに最適です。街中をごとごとと走るダブルデッカーの路面電車は、庶民の足です。私もこれが大好きで、時間があればこれにのってゆっくり移動します。どこまでいっても2ドル(約25円)。時間的には地下鉄のほうが早いわけですが、ごとごとと、2階席に座ってゆっくり周りの景色を楽しむのもいいものです。

先日、ランタオ島にある大仏を見に行きました。香港空港やディズニーランドがある島ですが、島の反対側は自然が豊かです。大仏に向かうルートには、360度視界が売り物のロープウエーがあります。何が360度かというと床がガラスなので、上下、右左をガラス越しに景色が楽しめるということです。高所恐怖症ぎみの私にとっては、多少ドキドキでありました。

香港は陸、海、山でいろいろ楽しめる土地柄です。何に乗ってどうやって行くかも楽しみです。

Monday, October 11, 2010

今日の一言@ニューヨーク: Who was the first woman awarded the Pulitzer Prize for fiction?




ニューヨークもすっかり秋らしくなり、郊外のほうは紅葉もちらほらという季節となりました。先週末は、コネチカット州の友人宅に行ってきました。一日は、車で40分ほど走ってマサチューセッツ州のLenoxという町近くにあるThe Mountと呼ばれるお屋敷に行きました。

ここは作家、Edith Wharton(1862~1937年)が自分で設計からインテリアまで丹精込めて建てた広大なお屋敷です。今は記念館となっていて、彼女の住んだ時代のインテリアの復元をし、いくつかの作品についての展示があります。

Whartonといえば、The Age of Innocenceという映画で名前を知っているくらいでしたが、40以上の作品を残しています。彼女はThe Age of Innocenceで、女性として初めてピュリツァー賞(フィクション部門)を受賞しました。展示の中には、マーティン・スコセッシ監督によるこの映画で、アーチャーを演じたダニエル・デイ・ルイスが使った手袋などもありました。(写真)

The Mountは当時の文化人の集うサロンにもなっていたそうで、ヘンリー・ジェームスも友人のひとりであったとか。しかし、Whartonの私生活では幸せな結婚とは言えず、ついに1911年に離婚を経て、The Mountも人手に渡ります。それからWhartonはフランスにひとりで渡り、創作活動を続ける傍ら、第1次世界大戦による難民を助ける慈善活動に励みます。そしてフランスではそうした慈善活動に対してレジオンドヌール勲章を授与されます。最後までフランスに住み、フランスを永住の地としました。何をやっても中途半場でないところがすごい女性です。

庭園を歩きながら、その時代に思いを馳せ、秋の風を感じる季節の素敵な午後を楽しみました。