Saturday, October 24, 2009
今日の一言@ニューヨーク: Book arts and book-binding skills have survived thus far.
今日はどんよりの冬空に戻り、明日は大雨という予報です。今日は友人とチェルシーでランチをしたあと、ブックアート・センターというところで開催している女性アーティストの作品展示会に行きました。作品はコミックブック(漫画本)のヒーローをテーマとした絵、写真、ビデオなどでした。ここの展示会は、すべて本に関る芸術で、本そのものをアートとしていたり、本の内容や分野などからテーマを選択して創作されたアートです。
ブックアート・センターというところは、古いビルの3階全フロアを占めていますが、展示会スペースはごく一部で、アーティスト用製作スペースが5つくらい分かれてあります。そのひとつが、手作り印刷アートの工房で、そこにあったのが写真のような古い印刷機器とタイプセット用具などでした。
写真右はアルファベットのタイプ型が並んで、その印刷の匂いが染み付いた整理箱は年季がはいっています。中央の2枚の写真の左側は印刷機の一種で、右側はギロチンという名前の紙の切断機だそうです。写真右は、たぶん本の装丁の工程でつかうものではないかと思います。
1930年代の印刷工房に来たような雰囲気でした。これまで生き残った機器や技術、これからもずっと伝承されるといいなあ、と思ってセンターにほんの少額ですが寄付をすることにしました。
ブックアート・センターのHP:
http://www.centerforbookarts.org/