Thursday, October 15, 2009

今日の一言@ニューヨーク: Car sharing is no longer a foreign idea.




自家用車を持ってないマンハッタン住民の足は、地下鉄、バスといった公共機関とタクシー、それと自転車といったところでしょうか。それに加え、最近、Zip Carという短時間利用専門のカーシェア(レンタル)のビジネスが登場しました。カーシェアプログラムは、スイスに住んでいた頃に利用していたのでコンセプトは知ってましたが、まだまだ欧州のものと思っていたところ、昨年からニューヨークにも同様のビジネスが立ち上がったようです。

Zip Carの場合、入会金が25ドル、年間会費が50ドル。車使用料は1時間、8ドルから大型車だと15ドルくらい。一日利用料は77ドルから。保険もガソリン代も含まれており、基本的には使用料のみというシステムです。ニューヨークのほかにも、サンフランシスコ、アトランタなど30以上の都市で展開しているものです。

マンハッタンの場合には、500メートルくらいの間隔でZip Car置き場があって、インターネット、携帯電話などで在庫車チェック、予約手続きをすれば、すぐに利用できます。

大型家具センターやガーデンセンターなどで買い物をして、荷物が大きく重いときになど便利かな、と思います。配達料金より安ければ、こうゆう手段もありです。ちょっと遠出に小回りがきいて、通常のレンタカーよりお得な時間制です。でも6時間以上借りるなら、レンタカーで一日借りても同じくらいになりそうです。

消費者の足の選択幅が広がるのは、いいことです。高い駐車場料金と保険料を払っていた自家用車所有者がカーシェアリングにのりかえる可能性もあります。自動車の減少は、環境にも悪くないです。自動車会社勤務の長かった私には、車の需要減は淋しいことです。が、車の環境負荷を考えると、カーシェアリングのコンセプトは将来性があると思います。

私は自転車でがんばっています。愛車のFuji自転車(写真右)。1997年に購入したのですが、倒産直前の「東食」がニューヨークで扱っていたブランドで、NYPD(ニューヨーク警察)にも納めていたそうです。