Wednesday, January 21, 2009

今日の一言@ ニューヨーク: What lines struck most on your mind?

バラク・フセイン・オバマ大統領が誕生しました。(ミドルネーム、選挙中にはいろんな悪意に満ちた噂が流れました) 氷点下とはいえ、青空のワシントンDC。期待の演説も終わりました。

ニューヨークでテレビを見ていた我々も、この歴史に残る体験に興奮しました。実は風邪気味の私は、大型テレビのあるビレッジのバーには行くのを諦め、家でみておりました。大統領就任式をはじめから終わりまで見るのは、1995年からアメリカにいるのに実は初めてです。いつもは夕方のニュースでちらっと見る程度。

演説のトーンは、内外での厳しい現状をしっかり受け止め、責任をしっかり認識して前に進もう、というものですが、あらゆる諸問題と課題に歴史的な意味合いを絡めた非常によく考えられた演説でした。演説については一日中コメンテーターのいろんな見方や意見がでてましたが、面白かったのは演説の中でどのくだりが一番心に残ったか、というところです。

聴いている人にとって、心に残る一言は違うものです。
さて、私はどの数行に引きつけられたか、思いをめぐらしてみました。いくつも名言がちりばめられていて、ひとつを選ぶのがむづかしいですが、オバマさん、これアメリカ人によくわからせて、ぜひ一緒にやってね、という期待を込めて次の文章を選びました。

Starting today, we must pick ourselves up, dust ourselves off, and begin again the work of remaking America.

「今日から我々はしっかり立ち上がり、ほこりを払い、アメリカ再生の仕事にまた着手しなくてはならない」といったような意味だと思いますが、ほんと、特にブッシュ第2期目の失われた4年を取り戻す仕事は今日始まります。