Friday, January 16, 2009

今日の一言@ニューヨーク: A miracle on the Hudson

今日のお昼1時すぎ、香港から帰ってきました。16時間半、疲れました。到着したニューワーク空港はニュージャージー側にあります。この空港はオランダ(Holland)トンネルを抜けるとすぐのところに位置し、マンハッタン南端近くトライベッカに住む私はJFK空港より近くて便利なこちらを使っています。マンハッタンはうっすらと雪が残り、外の気温はマイナス3度。今晩はマイナス7度まで下がっています。

寒い!冷たい風で顔も痛くなるくらいです。ひとまず家に荷物をおいて、食べるものが何もないので近くのスーパーへ。2ヶ月ぶりのニューヨーク、中国の激安に慣れてしまって物価が高く感じます。今日買った食品をみると、こっちで安いのは牛乳だけ。中国の半額以下です。需要と供給の関係なんでしょうか。

一息ついてテレビをつけると、あれ、大変。どのチャンネルも飛行機がハドソン川に不時着という特別ニュース。ラガーディア空港から飛び立ってすぐカナダ・ガモの群れがエンジンに衝突し、ラガーディアに引き返すことになったが、状況が悪化して機長判断でハドソン川に不時着となったとか。極寒の中、全員が救助されて大したけが人もなく惨事を回避できたことは不幸中の幸いでした。

今日の事件、ニューヨーク州知事は「ハドソン川での奇跡」A miracle on the Hudsonと呼んだそうです。そういえば、「34丁目の奇跡」(Miracle on 34th Street)という有名な映画もありました。不況と寒さで何かと暗い気分の中、今日のMiracleは50丁目あたりの西、ハドソン川の上で起こり、ニューヨーカーをほっとさせました。