Tuesday, January 13, 2009

今日の一言@深セン: Exotic Uyghur food takes you to a different world.









新疆というとシルクロードへの憧れから、ロマンを感じます。羅湖から北東に5キロくらいの地域に、新疆の人が集まっている地区があります。今週末その地区に行ってみました。

とはいっても、私の場合、ロマンは食欲に通じるのでした。新疆のウイグル人はイスラム教。レストランには「清真」という漢字がアラブ文字と併記されています。イスラムの教えに則った食材をつかっているということです。大通りに面したウイグルレストラン、その前ではパンをこねて釜で焼いて売っていて良い匂いに引かれてはいってみました。(写真左)

メニュー表紙には「通古特」と書かれ、砂漠の風景。新疆の砂漠に住む民族の食べるものなのかしら、と興味深々。お料理は一部写真つきで、漢字、ウイグル語、そして英語でも書かれていました。でも英語は全然意味がわからないご愛嬌だったりして。ウイグル語って簡式アラブ文字を使うそうですが、素人の私にはアラブ文字に見えました。

結局、写真に頼って注文。新疆パンに羊肉と野菜盛り合わせ(ピザのような感じで食べました)、羊肉とニンジンのピラフ(写真中央)。ピラフというか、パエヤというか、厨房を覗いたら大きなパエヤ鍋で作っていました。そして焼豆腐の野菜炒め(右)。焼豆腐というより揚げてあるようですが全然油っぽくなくて、モッツエラチーズのような食感。さらに、牛肉と野菜の詰まったパイ皮包みと2種類のパンも注文。パイはちょっとピロシキみたいですが、揚げておらず、焼いたパイ皮で美味。

レストランのお客さんはほとんどが白い帽子を頭に載せたウイグル系と思われる男性と家族づれ。中東のひとも「清真」なので来ていました。ウイグルのひとはトルコ系なので、顔も中国人や我々と違ってわりと面長で鼻筋がとっており、トルコ人っぽい。中にはグリーンや灰色の瞳の人もいて、ここはどこ?? 深センのど真ん中の「外国」という雰囲気でした。

家へ帰って調べたら、「通古特」は新疆古爾班通古特(グルバンテュンギュト)砂漠のことのようです。ロマンが広がり、胃袋も広がりました。