Saturday, January 24, 2009

今日の一言@ニューヨーク: Home is where you live with your husband.



今朝、ダーリンとスカイプで話をしてなんだかウルウルしてしまいました。彼は旧正月のあとでないとミーティングできない人がいるため、私より遅れて中国からニューヨークに帰るので私はしばらく一人。でも彼はまた3月に中国に戻りたいと言い出し、将来の絵が見えないことに私は爆発。

中国語もできないのに中国でビジネスだ~、というアメリカンドリーム、いえ、チャイナドリームというんでしょうか、2年ほど前からダーリンが口走るようになりました。今ひとつ計画性がないので中国行きには賛成できない私。結婚してから2週間以上離れて生活することはなかったのに、昨年秋はほぼ2ヶ月、私ひとりでニューヨークに残るという大事件。ひとまず住まいの手当てのため彼だけで深センに行ってもらったのでした。

ニューヨークに骨を埋めるつもりで結婚したものの、この15年、けっこうあちこちに住むことになってしまった彼との珍道中。しかし、中国とは完全に想定外。

My home is New York!! としばしば爆発する私にいつものせりふ。
Home is where you live with your husband.

「同じところで寝食を共に生きるのが夫婦なんだ、一緒に生活するところが私たちの家、故郷になるんだ」という信念を持つダーリンと結婚の誓いをしたのは自分の責任。当時、キャリアウーマンをしていた私はしばらく別居結婚でも、と思ったのですが、このせりふに共鳴。キャリアを捨てても、日本を捨てても、この人にかけようと英断したわけです。しかし結婚後も、住む場所や生き方を巡る衝突、ジレンマはやってきました。自分でいうのもなんですが、私は天性の楽観主義、いさぎよさ、どこでも住める性格が強み。そのおかげでダーリン、このせりふのままに生きてこられているんです。(はい、彼も十分に理解してます)

でもどうしていつも私だけがダーリンのために自分の生活を変えねばならないの? ニューヨークにいなければならない私の明確なゴールと夢があれば、彼を説得できるのに。結婚の時にも私のキャリアにゴールと夢がなかったから私がニューヨークに行くことになったんだ、と記憶が蘇っちゃって、悔しくて、今度はそんな自分への怒りで悲しくなったのでありました。

転勤が多くて家族が引越しばかり、という日本のパパも沢山いるからこんなことで不満をいうのはなんですが。私には子供の教育を理由に留まるという武器もないし、トホホ。
 

(写真は深センで見た旧正月用におめでたい赤色の商品もろもろ)