Saturday, August 9, 2014

今日の一言@ニューヨーク: A view of a Supermoon from the Brooklyn Bridge

この数日、ニューヨーク地元ニュースのお天気予報でスーパームーンのことを紹介していました。毎日快晴であるため、美しいスーパームーンが見られることは確実です。地球との距離が一番短くなる今日、月は通常よりも14%大きく、30%も輝いて見えるということでした。しかも、昇り始めの頃が、非常に大きく見えるということでした。確かに、それは数年前にビックリした経験がありました。

さて、ダウンタウンのうちの屋上からは月が昇ってくる位置は、他のビルに遮られて見られない、一番よく見える場所はどこだろう、と考えた結果、ほぼ180度の視界があるのはブルックリン橋の上だ!
ということで、日没でうっすらと暗くなり始めた8時すぎ、ブルックリン橋の上に走っていきました。

Tuesday, June 3, 2014

今日の一言@ニューヨーク: The Subtlety, subtle meanings of “Sugar Baby” 

最近の話題となっているアート展示を見に行きました。アフリカ系アメリカ人のアーティスト、Kara Walkerによる砂糖を使った巨大な彫刻の展示です。そのタイトル「The Subtlety or the Marvelous Sugar Baby」からして、微妙なニュアンスを秘めています。

展示物は、高さ75フィート(23メートル近く)のスフィンクスの格好をした黒人女性、しかも典型的な南部黒人女性の奴隷を彷彿させる顔つきと頭のヘアバンドが特徴。彫刻はそのベースの上に30トンの白砂糖を固まらせて形作っているというもの。とにかく大きく、ライトアップされてド迫力があります。その砂糖の白さと黒人という設定、矛盾と不条理が表現されているのでしょうか。

そしてその周りには、糖蜜で作った12体の黒人少年像が配置されています。砂糖キビ畑から砂糖製造現場では若い黒人奴隷が働いていたそうで、黒人少年像はそうした働く奴隷のイメージでもあるのです。開催後、数週間で、糖蜜は湿気と暑さで解け始めており、崩れる姿もひとつのメッセージ性があります。

展示場は、ブルックリンにかつてあった製糖工場跡です。その会社自体は今でも別の場所で生産を続けており、この展示物に使った砂糖を寄付したそうです。

Tuesday, May 6, 2014

今日の一言@ニューヨーク: It must be in my genes…

桜を見たいという衝動にかられて、マンハッタンの桜の名所のひとつであるリバーサイド・パークに行ってみました。ハドソン川沿いのリバーサイド・パーク、72丁目から125丁目の間にはSakura Walkというプロムナードがあり、特に80〜100丁目あたりの桜の美しさは格別のものがあります。

既にソメイヨシノや山桜の季節は終わっており、ああ、残念。ピンクの八重桜が咲き誇っていました。
桜をみるとなにかこう、心の奥にこみ上げてくるものがあります。特にソメイヨシノ系の可憐な白い花をみると、懐かしくてたまりません。これって一体なんなのでしょう。やはり日本人の遺伝子に組み込まれているのでしょうか。東京の実家の庭にあったからかもしれません。

Saturday, April 26, 2014

今日の一言@パリ: How many Statues of Liberty in Paris are there?

ニューヨークにある自由の女神は、もともとフランスが米国独立100周年記念を祝って寄贈したもの。従って、その設計をしたフレデリク・バルトルディの作品はパリにもあるわけです。


写真は、ルクセンブルグ公園にある自由の女神です。これは、1889年にバルトルディ自身の注文で作られた銅像で、高さは3メートルほどと小柄です。1900年パリ万博に展示され、そのあと1905年からルクセンブルグ公園に寄贈されました。その銅像オリジナルは2011年にオルセー美術館に移動し、現在のルクセンブルグ公園の銅像はその複製品です。

http://www.musee-orsay.fr/en/collections/overview/actualites/lady-liberty-in-orsay.html

パリにある自由の女神としては、セーヌ川のグルネル橋の脇にある銅像も有名です。こちらは11メートル以上あります。フランス革命100周年を記念して、パリに住むアメリカ人が贈ったもので、1889年に除幕式が行われたそうです。

というわけで、パリでは3つの自由の女神に会うことができます。

Sunday, April 6, 2014

今日の一言@パリ: Sakura in Paris

パリでピンクの八重桜がとても奇麗に、可憐に咲いています。

Sunday, January 19, 2014

今日の一言@香港: Wartime stoves, built by Britons, were never used.

香港島中央部にあるいくつかの山道のひとつ、香港林道(Hong Kong Forest Track)を登ってパーカー山(Mt. Parker)に至るコースを歩きました。この山、標高552メートル。山道の途中で、急に平らな部分があってそこにはレンガ作りの妙な物体が並んでいます。2列に並んでいる物体は、ブロックごとに6個づつの穴が空いてます。これ、一体何?



これは、野外キッチン用のかまど、です。
1938年に広東州に迫ってきた日本軍の香港への侵攻が危惧される中、英国軍が長期戦闘に備えて兵士のベースとなる場所を香港あちこちに確保しました。そこには、野外キッチンも備えられ、キッチン用かまども建設されたのでした。そのかまど跡でした。1941年12月8日、太平洋戦争勃発と同時に日本は英国領香港に侵攻し、同年12月25日には英国軍はあっけなく降伏して香港は日本領となりました。超短期戦であったため、せっかく作ったかまどは一度も使われることなく無用の長物となって今日に至ったという代物です。

日本の香港占領は終戦の1945年8月15日まで、3年8ヶ月にわたりました。