Sunday, August 8, 2010

今日の一言@パリ~ブルゴーニュ: I don’t believe in such proverbs.





ある人は「2度あることは3度ある」と言い、ある人は「3度目の正直」とも言うでしょう、なんていいました。でも、そんなこと、信じません!私は2度目で祈願成就させるのだ、と思っていました。

そんな大げさな話ではありません。が、10年目にしてやっとブルゴーニュに再訪が可能となりました。今回の旅行の大目玉は、友人夫婦と一緒にこのブルゴーニュの田舎にあるミシュラン3つ星のレストラン、「ラ・メロワーズ」を訪問することでした。実は、10年前、私とダーリンはこのレストランを目指し、ブルゴーニュに行ったのですが、私は体調をくずし、レストランに着くと熱と腹痛で何も食べらず、泣く泣く20分ほどでホテルに引き揚げたという悲しく、口惜しい思い出があったのです。

10年目にして、2回目の挑戦。今回は体調を整え、万全のコンディションで向かったのでありました。

4人でシェフお勧めメニューをとりました。少量づつではありますが、前菜3点、主菜2点、チーズ、デザートと続きました。すべて完璧なお味、サービス満点、最高の夕食でした。
前菜は、トマトスープとフォアグラ春巻き風と野菜クリーム煮の3点盛り皿、そして蟹とえびのサラダ、オマール海老と何種類かの野菜を組合わせて層にした冷菜。主菜のお魚は、スズキのソテーのキノコ添え、そしてお肉はラムのワインソース。実はお肉はお勧めメニューではハトだったのですが、私はどうも心情的に食べたくないので、ひとりだけラムに変えてもらいました。ハトも非常に美味しかったそうです。お勧めメニューはテーブル全員で注文しないといけないのですが、苦手なもの、食べられないものは別のものに代えてもらえるという気配りです。

お勧めメニューには、さらに、Amuse Bouche(先付けのようなもの)と前菜と主菜の間には口直しのサッパリ冷菜があり、デザートのあとには自家製チョコやクッキー、フルーツジェリーなどのお皿がやってきました。女性にはかなり大量メニューなのですが、私は問題なくたいらげました。

高級フランス料理レストランでは、伝統的に、男性が受け取るメニューに金額が入っているのみで、女性にみせるメニューには一切金額が入っていません。私たちのテーブルにきたメニューも、女性ふたりには金額無しのものでした。うちのテーブルの殿方らがいうには、「10年に一度くらいの贅沢と思えば、ちょうどいいよ。」
なるほど、これなら、2度あることは、3度ある、でもいいかな。