初めての台湾。香港のハイキングクラブが、週末の台湾ハイキングの旅を企画したので、それに参加することが目的でした。台北から電車に乗って45分、新北投という温泉街の宿に金曜日夜にメンバーが集合しました。新北投温泉は、もともと日本統治時代に温泉地として開拓された場所です。
土曜日朝、いよいよハイキングに出発。目指すは、陽明山公園の一連の山のハイキングコースです。バスで30分ほどで公園入り口に着き、そこから七星山(1120メートル)の山頂に向けて歩き始めました。リスが飛び出してきたり、自然を楽しみながら、かなりキツい上りもあったのですが、ゆっくりと2時間ほどで山頂に到着。景色は抜群。
頂上から冷水坑という場所に下ります。ここは40度くらいの低温の温泉が湧いている地域で、ハイキングの疲れを温泉に入ってとろうという計画です。この温泉は地元のおばさんが通っている非常にローカルなところで、小さな湯船は地元のおばさん、おばあちゃんでイモ洗い状態でした。おばあちゃんの中には日本語ができる人がいて、「髪の毛をお湯につけてはダメ!」「顔もお湯につけないで!」と注意が飛びます。髪の毛や顔にはばい菌がついているから、ということでした。ほんと? よくわからない話ですが、ご指示に従い、鉄分で茶色っぽくて鉄臭くて生温い温泉につかってきました。面白い体験ですが、一度でいいかな、という感じ。