Saturday, September 19, 2009

今日の一言@パリ: Why am I attracted to Paris?



すっかり日記をサボっておりますが、先週からパリに来ております。フランス語がろくにできずに仏文科卒業してしまったのですが、今でもパリは世界で2番目に好きな街です。(一番はやはりニューヨーク、3番は東京です!) 何故パリに惹かれるのか、街を歩くだけで幸せな気分になるのは何故か。

建物をみているだけで歴史が語りかけてくるような、そんな雰囲気が好きなのかもしれません。作家や音楽家、芸術家、政治家などが過去に住んだ建物には、何年から誰が住んだかという碑石がつけられています。ぶらぶら歩いているだけで、「え~、このアパートにはワグナーが住んだこともあるのね!」なんて驚きがあります。(写真左)

またルーブル美術館の対岸、セーヌ川に近いマザラン通りのアパートには、シャンポリオンが一時期住んでいました。そうです、ロゼッタ石を用いてヒエログリフ(エジプト象形文字)を解読した考古学者。1826年、ルーブルのエジプト館開設準備のころ、シャンポリオンはその新しいエジプト館長になる予定でルーブルに勤務していたそうです。このアパートからセーヌ川にかかる橋(Pont des Arts)を歩いてルーブルまで、通勤時間10分、ベストロケーションです。

15世紀から20世紀まで、あらゆるジャンルの人物がパリに住んでいました。そして今日でも彼らはこの街で息づいているようです。私はそんな街を歩くと何故か楽しくなってきます。